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ぼちぼちぶろぐ

すきなことをかいてます

フレンズに行ってきた、と書き始めていたんですが

亜門さんの演出話を読んで

まずはこちらから書かねばと思ってしまいました。

 

そっかー…。

やはり大輔さん、相当の覚悟と努力で

あれだけの大役を務めあげた訳ですね。

演劇の裏話的なものとか、役者の訓練の話とか

好きで本を読んだりするので

大変さもそこそこ分かっているつもりでしたが

演技だけじゃなく歌も人前で披露するなんて初めて!という人が

いきなり横浜アリーナでしかも主役ですもんね…。

具体的な様子を教えてもらって、ヒシヒシとおそろしさを感じます。

おまけに準備はたった三週間。

台詞や歌だけじゃなくスケートの振付もあるし

細かい段取りも覚えなくちゃいけないしフライングもありますし。

それだけ詰め込みながらも収録予定だった歌は

生歌にバージョンアップしてますしね(笑)

できる!と読んで育てて下さった亜門さん、流石すぎ。

感謝してもしきれないです。

ご自身のおっしゃる通り本当に優しい演出家さんだと思いました。

もちろん周りの役者さん方にも助けて頂いてのこと。

本当に有り難い。

 

光源氏の気持ち、しっかり客席に届いてました。

気持ちが本物だったからこそ、こちらに届いたんですね。

それって本当にすごいこと。

大輔さん、凄かった。

舞台の大成功、本当に、良かった!!!

どなたかが書いてらっしゃいましたが

まさに今私も、氷艶ロスであり、氷艶ハイです(笑)

寝不足気味なのに眠くない。

頭で歌が回ってる。

源氏の君も回ってる。

そして幸せ。

 

氷艶には沢山のキャラクターが登場しましたが

悪者組のみなさんも含め、みんな愛おしいです。

 

まずはライバル朱雀君。

ステファンの貴公子っぷりというか公達っぷりというか

めちゃくちゃ嵌ってますよね。予想以上に華麗で高貴。

大輔さんとのライバル関係を踏まえてキャスティングしてくれた

亜門さんに大感謝です。

当初の案のように俳優さんだったら歌比べや狩りのシーンなど

どうなっていたのかな。

紫の上を愛さなければここまでの悲劇にはならなかったかも。

きっと彼も凄く苦しんだんですよね。

朱雀君の側から描いた物語もまたドラマチックになりそう。

ラスト、朱雀君は退位したのかな?

どんな形になっても朧月夜だけは心を寄せてくれただろうと

思うので、そこだけは救いですかね…。

 

弘徽殿の女御

黒く恐ろしげな衣裳とメイクに、荒川さんの

スケールが大きく力強いスケートが迫力あって素敵でした。

プライドが高く高貴な生まれの弘徽殿の女御ですが

哀れで悲しい人。

いっそ長道を愛することができれば…それは難しいか…。

 

宝塚オーラ輝く松浦様

今回、もっとエピソードを観たかった人ナンバーワン。

礼音さんのお忙しいスケジュールを考えると

仕方なかったのかも知れませんけどちょっと寂しかったなぁ。

せめてあと少し、源氏の君と友情を深めるエピソードとか

咲風との会話ももっとあればなぁーと。

まぁ迫力の歌声と堂々たる海賊っぷりはカッコよかったですが!

 

藤壺宮

とにかくナレーションから歌から芝居から、平原さんホント凄い。

声がそれはもう素晴らしくて、低音も響いて美しく

落ち着いた賢さと同時に守ってあげたい可愛らしさも感じます。

説得力のある歌で、ストンと腑に落ちる場面が何度もありました。

以前、メリーポピンズの一場面をテレビで拝見して

なんて才能!と思っていましたが、生でも凄かった。

スケートもとっても上手くて、すごい練習されたんでしょうね。

ラストシーンも、大輔さんに合わせて見上げながら移動するのは

スケーターでない人にとってはとても難しいことなのでは。

 

光源氏様専用アンテナ搭載苦労人頭中将さま

この方がいなけりゃもっと早い段階でエライことになってました。

実に頼りになるお方ですが、中の人福士誠治さんも

身体能力凄すぎ俳優で頼りになる兄貴でらっしゃいました。

スケート上達しすぎですよね!

作中、長道と旧知の間柄のような会話があったような気がして

気になっています。

昔は仲のいい友人だったのかな?お互い仕えるお方の愚痴を

言い合っていたはずがそのうち自慢大会になったりとか(笑)

そんな幸せな時間があったらいいのにと妄想してます。

ラスト、3人のシーンが大好きでした。

福士さんのセリフもとっても良いんですよねー。

 

陰の主役といえなくもない存在感の長道様

めちゃくちゃ悪いお人で(部下も命がけ)

許せない人ですが、弘徽殿の女御を愛しすぎてしまった人。

長道も色んなエピソードが裏にありそうです。

で、彼も愛する人を目の前で殺されてしまったんですよね…。

彼はあの後、どうしたのかなぁ…と考えてしまいます。

浪岡さんは悪者組では俳優さんお一人なのでセリフも多いし

出番も多い。慣れない氷上で大変だったかと思うんですが、

流石「S」の方でした(笑)

ちょっとかがんだような独特の立ち姿が長道の個性というか

不気味な感じを強調していて、すごく良かったです。

 

ユリア紫の上、可憐でした!

源氏の君もそうですが、子供時代から大きくなって入れ替わって

登場するシーンがスケートならではでとても素敵なんですよね。

あんなスピードで登場するなんて、何度見ても

ふぁあああああ!となります。

意志の強そうな瞳と清らかなスケートが紫の上にぴったりで

彼女の行動に説得力を与えていたと思います。

 

一途な耐える朧月夜

母を抱いた朱雀君にそっと寄り添う姿が印象的でした。

彼女ももっとエピソードが知りたかった…!

子供のころから朱雀君に憧れてたのかなぁ、それとも

他に思いを寄せる人が?

 

陰陽師織田くん

まさにJOKER。存在も動きも怪しく禍々しく、高笑いが恐ろしい。

罪悪感など全く感じていない様子で、受けた仕事を嬉々として

やってる感じ。非常に有能な陰陽師なので、ギャラ高そう(笑)

そのせいか、呪い殺す依頼はそう何度も出せない模様。

次回の氷艶でもしも織田くんがダークな役を演じるとしたら

今度は思いっきりクールでカッコいい系をやってみて欲しいな。

きっと似合うと思います。

 

松浦様に憧れる咲風おかな

もうぴったり。

女子高の体育会系部活でカッコいい部長に恋する下級生みたいな。

松浦様との過去にはいっぱいエピソードがありそうで

あぁ、見てみたい~。

松浦様を想って滑るソロがとても良かった。

彼女も叶わぬ思いを抱えていたんですよね。

 

最後に帝、西岡徳馬さん

大ベテランの西岡さんがいらしてこそ。物語の厚みが全く違いました。

圧倒的に部隊に奥行きが増しますね。

藤壺と源氏の二人のシーンを帝が見ていた、と他の方の

感想で拝見したんですが、私の席からは分からなかったので

放送が楽しみです。

ご本人はとても明るいおちゃめなところをお持ちの方のようで

素敵だなぁと思っておりましたら

ブログにもカンパニーへの嬉しいお言葉を綴って下さり。

千秋楽のカーテンコールでは満面の笑顔で

大輔さんの肩をガシガシとされていたのがとても嬉しく

印象に残ってます。

 

ということで。

もっと知りたい…!と思わせる人物目白押しだった

今回の氷艶。

悲しい物語ですけど、面白かった。楽しかった。

こんな作品を届けてくださって感謝しかないです。

本当にありがとうございました。

次回はいつ?っていうかブルーレイ出してください。

っていうか放送早く!

バックステージも大放出お願いします!

 

…って、ここで叫んでいてもアレなので

とりあえずBSとCS日テレに

感謝とお願いメールをするとします(笑)

 

破沙羅でもそれぞれのプロがお互いの全力を尽くすことで

新たな化学反応が生まれ

これまでにない舞台を作り上げていました。

今回もそれは同じで、もうどこもかしこも何から何まで

こんな贅沢あっていいの?って思うほど。

 

まずは楽曲の良さ。

今でもふとした瞬間にすぐに頭の中で曲が流れ出すほど。

何よりテーマ曲があれほど生きて、効果的に

使われていたことに感動でした。

全体の締めとなる場面で、まさにこれしかない!ような曲。

ドラマチックで美しく、哀しさに満ちて、でもどこか癒されるような。

松本さんってやはり特別な凄い方ですね。

そしてラストにはそこへ持っていく流れも考えて作られたであろう

川井さんの曲の数々。

奇をてらってはいないのに印象的で

和の雅な雰囲気があるのに古めかしくない。

いくつものテーマ曲に様々なアレンジがされて

そのシーンを思い出すと曲も思い出せる。

川井さんの曲はドラマやアニメなどでお馴染みですが

きっと沢山の引き出しをお持ちの方なんでしょうね。

素敵な曲ばかりだったなぁ。あぁ、サントラが欲しい!

っていうか早く放送日が来てほしい!

 

プロジェクションマッピングも凄かった~。

和歌のシーンはスケートならではのスピードと滑らかな動きを

活かした忘れられない演出でした。

ステファンと大輔さんの、どこか似ているのにそれぞれ違う、

二人の個性がより一層際立ってたと思います。

狩りのシーンも良かったなぁ。

ご覧になってない方はぜひお楽しみに!

ここは曲も可愛くて大好きです。

あと、やはり舞台転換が一瞬でできること、

地面(氷)への演出ができること。

普通の舞台とはまた違う表現が可能なんですよね。

ハッとする演出がいっぱいありました。

 

衣裳も良かったなぁ。

キャラクターごとの色設計というか、キャラ同士のバランスとか。

VOGUEさんのヘアメイクも。もちろんパンフも素敵でした。

写真集楽しみですね!

 

すべてをまとめていらした

宮本亜門氏。

まずは氷艶のお仕事を受けて下さったことに

感謝の気持ちでいっぱいです。

そして大輔さんの新しい扉をいくつも開いてくださった。

初めての本読みがあった合宿から本番までひと月足らず。

芝居、スケート、歌、それぞれ最終的にどこまでやれるか

確実には分からない中でここまでまとめ上げてしまうとは、

流石というか、一流の方は本当に凄いですね!

亜門さんはどんな事態にも対応し、調整し、噛み合うように

舵をとる、要になってらしたと思うんですが

ご自身の体調のこともあったでしょうに

これほどのプロのお仕事。。。その情熱たるや。

ただただ尊敬です。

 

今回の氷艶では

役者さんもスケーターも歌手の方も

みんながお互い挑戦することで

観ているほうは、誰が役者で誰がスケーターで誰が歌手なのか

気にならなくなるというか、それくらいに一つの世界観に

惹き込まれました。

再演、難しいかなぁ…ないかなぁ…あるといいなぁ。

 

出演者の方々の感想も残しておきたいので

またぼちぼち書いておこうかなと思ってます。

 

こんな辺境までいらして下さってる方、

ホントありがとうございます!