「『風の歌を聴け』は『アメロカン・グラフィティ』を下敷きにしていますよね」
著者の見城さんが初めて村上春樹さんに会った時に言ってしまった言葉。
村上さんのデビュー直後のこととはいえ、同じ編集者として想像しただけで背中に
冷たいものが走る。
冷たいものが走る。
見城さんも「言ってはいけない一言を言ってしまった」と後悔されている。
角川書店時代には担当小説を5冊も直木賞を受賞させ、
「人間の証明」(森村誠一)累計400万部を筆頭に、
「人間の証明」(森村誠一)累計400万部を筆頭に、
「成り上がり(文庫版)」(矢沢永吉)、「ルージュの伝言」(松任谷由実)など
ミリオンセラーを続々生みだした。
ミリオンセラーを続々生みだした。
作家やアーティストから圧倒的に信頼を得ていた見城さんでも、
村上春樹さんには「短編一冊書いてもらっただけ」だという。
村上春樹さんには「短編一冊書いてもらっただけ」だという。
見城さんの著書は全て読ませて頂いたが、
「圧倒的努力によって圧倒的結果を出せ」など、
常人には到底まねの出来ないエピソードが連なり、
その熱すぎる言葉の数々に鼓舞される一方で、「自分には出来ない」
「圧倒的努力によって圧倒的結果を出せ」など、
常人には到底まねの出来ないエピソードが連なり、
その熱すぎる言葉の数々に鼓舞される一方で、「自分には出来ない」
という劣等感も味わわされるものが大半だった。
今作は、この村上さんとのエピソードはじめ、見城さんの人間臭さや弱さが
垣間見え、過去の著作に比して、共感できる部分が多かった。
垣間見え、過去の著作に比して、共感できる部分が多かった。
(見城さんに言わせれば、「お前になど共感してもらいたくない」と叱られそうだが)
それでも、現代の主流になりつつある「ワークライフバランス」や
「仕事を楽しむ」などといった草食的仕事論の真逆をいく見城節は存分に炸裂している。
「仕事を楽しむ」などといった草食的仕事論の真逆をいく見城節は存分に炸裂している。
特に響いた言葉はこちら。
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自分を痛めながら何かに入れ上げる。生き方の集積が全てを決めるのだ。
生の虚しさを紛らわせる要素は、せいぜい①仕事②恋愛③友情④家族⑤金の五つしかない
朝から晩まで仕事について考え抜き、骨の髄まで仕事にのめり込む。そして
上司や同僚ができない仕事を進んで引き受け、結果を出す。
上司や同僚ができない仕事を進んで引き受け、結果を出す。
この世には二種類の人間しかいない。圧倒的努力を続ける人と、
途中で努力を放棄する人だ。
途中で努力を放棄する人だ。
できるかできないかではなく、やるかやらないかの差が勝負を決するのだ。
仕事をするからには「ひと休みする」という発想は捨てて常に熱狂していたい。
本気で向き合わなければ何も生まれない。
僕は若い頃から「これは売れなかったがいい本だ」という言い訳は一切やめようと決めてきた。
まずは今任されている仕事で圧倒的な結果を出して欲しい。
いい気になっておごり高ぶる傲慢な人間は必ず落ちていく。
君が人知れず圧倒的努力を積み重ねていれば「この人と関われば得をする」と
確信して近寄ってくる相手がいるはずだ。
確信して近寄ってくる相手がいるはずだ。
君の価値を決めるのは君自身ではない。相手だ。
努力に努力を重ねた君の生き方の集積が1枚のキラーカードになり、
それが10枚貯まった時初めて人はあなたに近づいてくる。
それが10枚貯まった時初めて人はあなたに近づいてくる。
異物のような表現者と出会った時に「嫌いなものは食べられない」と
拒むようでは編集者の仕事は面白くならない。
拒むようでは編集者の仕事は面白くならない。
相手の顔色をうかがい、お世辞に終始する仕事などやりたくないのだ。
つまらなく地味な雑用でも自分の心がけ一つで黄金の仕事に変わる。
小さなことを大切にするだけで、人生は大きく変わっていくはずだ。神は細部に宿るのだ。
GNO(「義理」「人情」「恩返し」の頭文字)こそが、仕事においても人生においても
最も大事だと思っている。
最も大事だと思っている。
「自分で汗をかきましょう。手柄は人にあげましょう。そしてそれを忘れましょう」
スランプにはとことん浸かり、圧倒的努力とともに再び這い上がればいいのだ。
「まあいいか」という言葉は、絶対に呟きたくない。
一番駄目なことは現状維持に安住することなのだ。現状維持している限り、
「昨日と違う明日」はやって来ない。
「昨日と違う明日」はやって来ない。
覚悟を持って現実と格闘した先にしか大きな結果はない。「覚悟」とは、
このためには死んでもいいと心に決めることである。
このためには死んでもいいと心に決めることである。
金が全てだ。
儲かることは善である。
人を騙すような人間は、社会的な成功を得ていたとしても人間のクズである。
友情だけはギブアンドテイク。
「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちがどうしても
生きたかった大切な明日だ」
生きたかった大切な明日だ」
いつ人生を終えても「俺の人生はこれで良かった」と自分で自分に丸をつけられるよう、
毎日戦っている。
毎日戦っている。
先送りこそビジネスの最大の敵だ。
会話が弾まなかったのは誰のせいでもない、君のせいだ。
角川書店時代の僕は1人で年間4~6億円の上げ続けた。
だから1人5万円の京味に毎週通って経費を使っても、誰も文句は言えない。
だから1人5万円の京味に毎週通って経費を使っても、誰も文句は言えない。
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どれも熱いですね。
最後の言葉は編集者に限らず、ビジネスマンであれば耳が痛いのではないでしょうか。
