今回で私にとって三会場目となる第7回かんぽの宿料理コンテストグルメアワード西日本第1ブロック大会に審査員として参加させていただきました。
今回の会場は忠臣蔵として有名なかんぽの宿 赤穂が会場になりました。
 
テーマは秋を題材に「思わず写真に撮りたくなる料理」です。
 
 
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部屋から見える風景にうっとりします。お風呂も料理もお部屋も素敵な宿でした。
 
前日はかなりの暴風雨でしたが大会当日はとてもいい天気に恵まれました。
さて、早速ですが今回の大会出場店舗は富田林・大和平群・奈良・紀伊田辺・有馬・赤穂・淡路島の7つの宿から競われます。今回も楽しみです!
 
トップバッターは

「牛肉と野菜の変わり田楽」
牛肉の肉質がとてもよく、レアに焼き上げられた物に素材の味を生かした薄味に炊いた野菜が添えられる。ゆず味噌の香り、味を楽しめる一品。
牛肉の田楽仕立てというのも珍しいですね。
 
 
「古への都飛鳥の醍醐味 大和肉鶏の石舞台見立て」
 
飛鳥鍋のアレンジとしてベースとなった下のソースは特別に暖められる工夫がされています。
石舞台に見立てられた大根は炊いてから炙られてる。大和地鶏の美味しいこと(笑)
 
見えませんが実は松茸も入ってます。
見た目も味も申し分ない仕上がり。これまた思わず写真に撮りたくなる
 
「紅葉湯葉茶巾 吉野揚げ」
二種の湯葉茶巾、一つは牛のしぐれ煮。
もう一つはかぼちゃのこした物と鰻が入ります。それを吉野本葛をまぶしてカリっと揚げた料理。丸十であしらわれた紅葉にはそれぞれ紅葉をイメージした色付けも。
ゆず味噌か山椒塩で頂きます。
 
茶巾もちゃんと三つ葉を使って結んであるんですよ~。かなり手をかけた一皿ですね。とても美味しかったな~
 
 
「ブリの竜田揚げ 南高梅の梅肉入りソース」
 
盛り付けは洋風でおしゃれな見た目。レモンを合わせた大根おろしと梅肉ソースでさっぱりと頂ける正にサラダスタイルのメイン料理でした。
 
 
 
盛り付けも立体感のあるきれいな一皿。横からじゃないとちょっとわからないから
こちらからのショットも。
 
通常大根おろしとか水気のある食材と揚げ物を盛り合わせるとすぐに盛り付けがぺったんこになってしまうのですが水分の多い大根おろしに直接つかないように盛り付けの工夫があります。健康を意識して考案したとのことです
 
 
「神戸牛治部煮~秋の吹き寄せ野菜と共に~」
 
 
治部煮と言えば鴨か鶏肉をイメージしますが牛肉に葛を打って出汁で炊いた上品な一皿。
 
しっかりだしの香りがします。こういうだしの違いって地域性が出ますね。
有馬名産の山椒を使った味噌と銀餡にたらこを使って紅葉を表した餡が添えられています
 
蕪の細工にはかなり手が入っていて見とれてしまいました。20個仕込んで10個だめになったという苦労話も。
 
「穴子桶焼雲丹秋旬寄 焼きみかん鼈甲あんかけ」
 
海老いも等を混ぜこんだ生身と穴子を5本使って一本に巻き上げ、蒸してから筒状にカットして仕上げた手の込んだ一品。上にはウニなどが乗っていて豪華ですね~。
焼きみかんの風味も凄く利いてて美味しい鼈甲餡すごくおいしかったです。
 
 
 
「丸ごと玉ねぎグラタン」
 
淡路島と言うと玉葱!
旅行して出てきたら間違いなく喜ばれる料理だと思います。カリっと揚げられた海老の頭が乗ったグラタンは中にたこや海老、アワビまで入っています。玉葱があまぁーい!
 
淡路島の花畑をイメージした長芋のピュレでつくった花がかわいらしい。
 
淡路島をなんだかこれ一つで想像できると言ったらちょっと言い過ぎかもしれませんが
そんな気分にさせてくれる一皿でした。淡路島行ってみたいな~
 
 
さてこのコンテストで出品された料理はどれもこの秋のプランにていただくことが出来ます。
なのでお近くのかんぽの宿に行けばその宿の渾身の一皿を堪能することが出来るというわけなんですね~
酷な話ではありますが審査委員としてこの甲乙つけがたい料理に採点しなければなりません。
 
そして、今回の西日本第1ブロック大会で全国大会出場権を獲得したのは~~~~~~
 
 
だかだかだかだかだかだかだか~~~だーんっ!!(ドラムロールね)
 
 
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「丸ごと玉ねぎグラタン」 でした~~~!!!
 
今回は今まで審査した三会場の中でもかなりの接戦。本当に悩む審査になりました。
 
来週もブロック大会がありますのでそちらも今から楽しみ!
 
今回もTammyさんとご一緒させていただきましたが色んなことを勉強させてもらってます。
とっても気さくで素敵な人です^^
 
そしてどの会場でもかんぽの宿のレベルの高さが光ります。
それを取り巻くスタッフも。なんだか幸せなお仕事を頂けて感謝ですね~。
皆様ありがとうございます!
 
さて次回に続きますよ~