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LA在住、マッサージ師。
私の感性と視点で日々を綴ります。

二泊三日の短いロードトリップに行ってきました。

 

いつもならバケーションで大盛り上がりの夏も、

出かけることすらはばかられる2020年。

 

レストランやネイルショップやヘアサロンでさえも屋外サービスのみ。

旅先も当然、屋外。

 

本来は、次女が日本へ発つ前にプランしていたけれど、それもかなわぬまま彼女を送り出しました。

長女もあと数週間で、大学の寮へ戻ります。

中二病の後遺症が残る息子は当然不参加。

長女と女二人旅。

 


ヨセミテ国立公園はこの夏は例年以上に大混雑中。

予約がなければ入園できないので諦め、娘希望のセコイア国立公園へ。

 

後でよく地図を見たら、前日に最高気温を記録したデスバレーのすぐお隣。

暑いってもんじゃない、空気が歪んで見えました。

 

LAからは5時間前後のドライブ。

渋滞がなくて、わずか4時間足らずでたどり着きました。

 

アメリカのナショナルパークは広大です。

端から端まで通り抜けるのに数時間かかるところもたくさんあります。

園内や近郊のロッジやキャンピングサイトに滞在しながら、たくさんある名所や好みのトレッキングルートを巡ります。

このパークは、一週間のパスが$35。

 


着いた日は近くのレストランで汗だくでマルガリータ。

どんなに暑かろうとも、屋外でしかテーブルを出して営業できないのだから仕方ないです。

約105F°、41℃くらいでしょうか・・・飲んでもすぐにアルコールは汗で出ていくような感じ。

マルガリータはそんな時にぴったりです。

 


 

 

翌日は早起きして、ハイキング。

昼夜逆転生活の長女が7時にはハイキングに出発、とても健康的!







現存する地球上で一番大きな木といわれる、ジャーマン将軍の木。




一本で家が数十軒もたつそうです。

 


シエラネバダ山脈の一部であるこの公園には、セコイアという大きな木たちが住んでいます。

彼らの樹齢は、大きなもので2300から2700歳くらいだそうです。

信じられない!

 










場所によって景観や木のたたずまいも違っていて、漂う雰囲気もそれぞれ。

サイズが大きすぎてモノの大きさの尺度がおかしくなってしまいました。

 



地球上に植物や生物が誕生したころはこんなだったのかな、と想像してしまう光景。

テーマパークなんじゃないかとどこかで信じていない自分を発見。





 

この真ん中の湿地の部分で、小さな生き物を追うクマに出会いました。

 


 

そのほかにも、シカ。

 

 


 

これまで、ムース、バッファロー、コヨーテ、キツネ、野兎、オポッサム、スカンク、アライグマ、などなど、

森や街でいろいろな野生動物に遭遇してきましたが、

クマは初めてでした。

みんなでマスクで息をひそめて写真撮影。

子熊のように見えたけれど、一対一のタイマン勝負になれば、きっと私たちはひとたまりもありませんね。

 

 


倒れた木の中に入る。




静かな空間。

怖い。

中から見る外。

 

 



 

怖くて上り切れなかったモロー・ロック!

日本のように安全柵がちゃんとないのがアメリカです。

 

 




木の実たち。

 

 





木に触れて、上を見上げる。

トップはどこだろう。

 

木の中は、静かだなと感じました。

この木の中に水や土からの養分が流れている、と思うと、不思議でたまりません。

ホ・オポノポノ、唱えてみました。

 

 

 

 

大人になってますます一緒に過ごす時間が無くなっていく娘と、こんなふうに過ごすことはきっといつか思い出して私の活力になるでしょう。

 

 

自然の中で思ったこと。

 

大自然や宇宙が、私たち人類を全滅させることなど、ちょろいんです。

おそらく、彼らが一致団結してそれを決行してしまえば、

私たちがこの地球上で終わりを迎えるのには大して時間はかからないだろう。

彼らが最後の手段を総動員すれば、5分とかからないことなんじゃないかな・・・

 

そういう気持ちになりました。

 

あの木や岩や山が動けば、防ぎようなどない。

海が押し寄せてくれば、なすすべもない。

空から星が降ってくれば、隠れようもない。

 

 

私たちはさんざん彼らに優しくできていないのに、

それでも彼らはなぜ、優しくただじっと黙り続けているんだろう。

 

 

ハイキングの後半、ずっとそんな感情が湧いてきました。

いつもなら、自然に感謝、と思うけど、

今回は、恐怖というか、これが畏怖という感情なんでしょうか、彼らの前にひれ伏して謝りたいような気持になりました。

全人類を代表して、ごめんなさい、という感覚。

 

見守られている。

そう思います。

ちっぽけな人類である私たち人間。

大自然や宇宙に見守られています。

 

もしかしたら今はもう、観察、監視されているような段階かもしれないです。

 

 

動物たちは宇宙の子、かもしれません。

自然や宇宙の法則に従って生きている。

 

私たちって、もったいないです。

いろんなことを授かっているのに、全然いかし切れていない。

 

高度に進化するということは、何かを失くしていくことかもしれないです。

純粋に楽しむことや悦ぶことをできなくなっている。

 

 

よく来ましたね、といわれたような気がした旅でした。

自然も動物も、本当に優しいです。

 

 

 

追記:

国立公園内にはガソリンスタンドはありません。

ハイキング中の山の往復はできるつもりだったけど、標高7000フィートのエレベーションを上るのに予想以上にガスをつかい、

AAA(全米でロードサービスを行うとても頼りになるすばらしい会社!)に、山の中までガソリンを届けてもらいました・・・

アメリカに暮らすなら、加入しておくべき!

 

電波のない山奥で、いくつか公衆電話が置いてある場所があります。そこを探し求めてやっとつながった電話。

AAAマークのトラックがやってきてくれた時は、天使かと思いました (笑)

毛むくじゃらの天使でした (笑)

泣きついたパークレンジャーさんも優しい青い瞳の天使。

英語でAAAに泣きついてくれた娘も天使。

 

天使って、羽が生えてない場合もあるっ!!!!!

 

 

 

Kiki