大変、いいこと書いてあると思いました。
転載させて頂きました。 m(_ _ )m
・・その古川さんの本『宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方』から、ストレスが激減する3つの方法を紹介します。・・
1. 他人からの指摘に対し、感謝を伝える
あるとき、「これは言うしかない」と思ったことがあり、リーダーである彼に意見を述べました。すると、リーダーは一言「グッドポイント。意見してくれてありがとう」と言ってくれたのです。とてもうれしく、やる気にさせてくれる一言でした。
そのリーダーはミッションの遂行という共通の目的に向けて、お互いに指摘しやすい雰囲気を作っていました。
(中略)
そのときに大事なことは、「指摘に対して感謝の言葉を伝える」ことではないでしょうか。
P.49
宇宙飛行士の仕事では何かに気づかないことが命の危険につながることもあるわけで、意見することを遠慮していたら死ぬかもしれない。
ちょっとでも気になったことをすぐ指摘してもらえる空気を作るために、「指摘されたことに感謝する」だけでなく、「感謝を伝える」が大切なわけです。
死ぬかどうかは別にしても、私たちも同じ。
部下や年下の意見だって(だからこそ)、価値ある意見はあるし、たまたまその1回は価値がなかったとしてもそこで拒否してしまえば、次から指摘してもらえない恐れがあります。
ネット上での誰かも分からないような人の意見だって、それを活かすことはできますね。
必ず相手の意見に従う必要はありません。しかし、聞いて選択肢を広げることに意味はあると思うのです。
2. リスクを避けるのではなく、受け入れる
「正しく怖がる」ということです。
もしかすると昨今の放射線に対する見方にも通じるものがあるかもしれません。「放射線」と聞いただけでむやみに怖がるのは、あまりよいことではないと感じています。放射線の性質や影響度について正しく知ったうえで、正しく怖がるべきです。
(中略)
私が国際宇宙ステーションで初めて行った仕事も、日本の実験棟「きぼう」内に放射線量計測装置を設置することでした。放射線の影響度を正しく把握していることでリスクを正しく見積もることができ、不要なストレスを抱えずに済みます。
「恐怖は常に無知から生まれる」という言葉がありますが、逆に言えば知ることで恐怖の大部分は解決することができます。
P.106
何をするにもリスクはあるわけで、避けよう避けようとするよりも、受け入れ体制を作っておくということですね。
宇宙飛行士はさらに、訓練で「想定外に慣れる」ことをするそうです。
このあたりの話もとても面白いのでぜひ本書を読んでみてください。
3. 問題は「人」ではなく「システム」で解決する
訓練で何かうまくいかないことがあった場合、NASAでは同じ間違いを繰り返さないために、手順などのシステムを改善するという考え方をしています。
仮に、誰かの操作ミスがあったことでうまくいかなかったとしても、それは個人の責任ではなく、操作ミスをしないためのシステムが不十分だったと考えるのです。
P.53
誰かがミスをしたとき、「何をやってるんだ!」と責めても解決するとは限りません。
1人がミスをするということは、他の人も同じミスをする可能性があるのです。
「気をつける」では済まないのです。
昔、自動車メーカーの現場で研修をしたとき、部品を間違えるミスを何度もしてしまいました。
その後のラインに影響する大問題です。
しかし報告書は書かされたものの、まったく責められませんでした。
リーダーらが現場の部品置き場を改善し、間違えない仕組みを作ってくれたのです。
お店の駐車場で、アクセルとブレーキを踏み間違える事故を仕組みで解決する「わとまる」も、素晴らしい「システム」です。
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ストレスを軽減する為だけじゃなく、他人と共同で、仕事、作業・・していくうえで、心掛けるべき事だと思います。
●受け入れるか受け入れないかは別にして、他人が指摘してくれた事自体に感謝する。
●リスクを避けるのではなく、受け入れる。「正しく怖がる」
●想定外の出来事に対して、個人の責任追及よりも、リスクを受け入れる体制、システムを考える。
自分一人だけで出来る事って、もの凄く限られてると思います。
以上の事、心掛けたいです。
☆ブヒ ゞ(^_-)v