街の商店主からみかじめ料を徴収する為にチンピラたちによる暴力事件が多発、刑事のパルミエリは商店主たちに証言するように求めるが報復を恐れ協力は得られなかった。
度重なる嫌がらせにレストランを経営するジュッティがパルミエリに協力するが、ジュッティの娘は殺されてしまう。警察を辞職したパルミエリはチンピラたちへの復讐をはじめる。
みかじめ料を求め商店主を脅迫し街を支配するチンピラと刑事の戦いを描いた日本劇場未公開のイタリア製バイオレンス・アクション映画です。
みかじめ料の支払いを商店主へ求めチンピラたちが店の破壊を繰り返し暴力で支配するローマ、、
刑事のパルミエリは商店主らに捜査協力を要請するが報復を恐れる商店主から証言を得る事は出来なかった。
度重なる嫌がらせからレストランを経営するジュッティはパルミエリに協力、、
パルミエリはチンピラたちを逮捕するが、警察上層部と弁護士の力でチンピラたちは釈放となる。
チンピラたちはジュッティの娘をレイプしジュッティの娘は自ら命を絶ち、、
逮捕に協力したオリンピックの射撃選手ロセッティも妻を殺されてしまう。
警察を辞職したパルミエリは殺し屋のドリンゴを雇い、、
チンピラに恨みを持つジュッティら商店主を集めると敵のアジトに乗り込んでいく、、
チンピラから嫌がらせを受けた人々が耐えに耐え最後に怒りを爆発させるストーリーは微妙ですが、、
少女のレイプシーンや火を放ち殺害するシーンなど70年代イタリア映画らしい生々しく激しい暴力模写と、、
派手なアクションシーンの連続がめちゃくちゃ見応えのあるユーロクライムの傑作です。
貨物列車の操車場を舞台にしたパルミエリ率いる警官隊とチンピラ集団が激突する銃撃戦は、、
派手な着弾効果やパトカーの連続爆破もありめちゃくちゃ盛り上がり、、
パルミエリが殺し屋のドリンゴを雇い、ジュッティやロセッティなどチンピラに恨みを持つ商店主たちを率いて敵地に乗り込んでいくクライマックスも、、
商店主それぞれの復讐が激しい銃撃戦の中で描かれていきめちゃくちゃ見応えのある展開を見せます。
アクションシーンのカメラワークも凄まじく、特にパルミエリが車ごと転落していくシーンでは、、
横転しガラスが割れまくる車内と回転しまくるパルミエリの姿を捉えた迫力のある映像となっています。
「非情の標的」や「野獣死すべし」など数々のユーロクライムに主演したファビオ・テスティがパルミエリを演じ、、
「死神の骨をしゃぶれ」や「地獄のバスターズ」など70年代に傑作アクション映画を連発したエンツォ・G・カステラーリが監督を手がけています。