1986年製作のポリス・アクション「ラスベガス大捜査線」を鑑賞しました。



ウィチタの刑事スタークは相棒のグレイブスが殺された事から手がかりとなる1枚の写真を頼りにラスベガスへ向かう。



ラスベガスに着いたスタークは地元警察のロンの妨害にあいながらも写真の女性マギーにたどり着くが、、



1985年に製作されアメリカCBSテレビで放映された「刑事スターク」の続編でパイロット版として製作されたポリス・アクション・ドラマです。



派手なアクションシーンはありませんが、70年代の映画っぽい雰囲気とハードボイルドな作風がめちゃくちゃ渋く、、



「ロッキー」や「探偵マイク・ハマー」を手がけたビル・コンティの音楽とスタークに扮したニコラス・サロビィがかっこ良い作品です。



ラスベガスに着いたスタークが事件のカギを握る女性マギーと心を通わせていく様子を淡いロマンスを交えて描くため盛り上がりに欠ける展開ですが、、



ラストの銃撃戦は1発の銃弾に重みがある仕上がりとなっています。



「スタートレック2」で注目されるも麻薬中毒の過去があったり毒舌だったりと低迷していたカースティ・アレイがマギーを魅力的に演じています。



後に「ショーガール」でブレイクするジーナ・ガーションが脇役で出ていたり、怪優デニス・ホッパーが出演していたりとキャストも良い感じです。



監督は車のレースを題材にした青春映画「マルホランド・ラン/王者の道」のノエル・ノセックが手がけています。