1989年製作、南アフリカ・イギリス合作のハード・アクション「怒りの報酬」を鑑賞しました。
悪徳保安官タガートが牛耳るテネシー州の小さな町にたどり着いたジョンは麻薬の密売を行うタガートの悪事を暴こうとするが逮捕され投獄されてしまう。
町長選挙に出馬する議員を暗殺する事を条件に釈放されたジョンは民宿を営むサリーの協力を得てタガートを罠にハメようとする。
「エクスタミネーター」のロバート・ギンティが謎の流れ者ジョンに扮した南アフリカ・イギリス合作のB級ハード・アクション映画です。
ロバート・ギンティの主演作としてはしっかりとした仕上がりで、ギンティもハードボイルド風味なキャラクターを好演し、、
派手な着弾効果による銃撃戦やカー&バイク・チェイスなど連続するアクションシーンも見応えがあります。
ショットガンやマシンガンを乱射しカフェを襲撃する血みどろのバイオレンスシーンなど「エクスタミネーター」っぽい演出もあり、、
「ガントレット」のバスみたく鉄板で武装した霊柩車を使用したカーチェイスに、、
バイカー集団が次々に襲いかかる「マッドマックス」っぽいわちゃわちゃしたカーアクションなどいろんなヒット映画を意識したようなシーンが見られます。
民宿の女性オーナーであるサリーとのロマンスにサリーの息子とジョンが交流するエピソードは「シェーン」のパクりだったりとごった煮感も楽しめます。
製作は「ノープレイス・トゥハイド」「キングコブラ」のアラン・アミール、、
監督は「ザ・ニンジャ/復讐の誓い」「復讐遊戯」「兜」とショー・コスギ作品を手がけたゴードン・へスラーが担当しています。