1985年製作の香港映画「ポリス・ストーリー/香港国際警察」を久しぶりに鑑賞しました。
公開時映画館で初めて観た時の衝撃が今でも忘れられないくらいめちゃくちゃ大好きな作品です。



香港警察は香港最大の麻薬組織のボスであるチュウを逮捕する為に作戦を決行、刑事チェンはチュウと秘書サリナの逮捕に成功する。



サリナは検察側の証人になる事を条件に釈放されチェンが護衛にあたる。チュウ一味はサリナを殺すべく刺客を送り込んでくる。



第5回香港電影金像奨で最優秀作品賞と最優秀アクション指導賞を受賞したジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導を手がけたポリス・アクション映画の傑作です。




斜面に建てられた集落を舞台にしたチュウ一味との銃撃戦から建物を破壊しながら斜面を激走する迫力あるカーアクションが展開、、



当時新車だった三菱コルディアや三菱シャリオが容赦なくボコボコに破壊される壮絶なカーチェイスがオープニングに用意されています。



その後チュウを追ってチェンが急斜面を転がるように走ってくだったり、チュウが乗った2階建てバスに傘の柄でぶら下がったりと命がけのアクションが連続し、、



ハリウッド映画でパクられる程にインパクトのあるバスの急ブレーキで犯人たちがガラスをぶち破って落下するヤバいスタントと序盤から派手なアクションの連続でめちゃくちゃ興奮します。



同僚刑事キムの誕生日のくだりやキムがやらせでサリナを襲う香港映画っぽいドタバタ劇もあったりはしますが、、



車を破壊したり屋敷の屋上からダイブしたりとジャッキー・チェンのキレキレなカンフーバトルが連続します。



クライマックスはもう伝説となっているデパート永安百貨を舞台にしためちゃくちゃハードなカンフーバトルが展開、、



ショウウィンドウや鏡などとにかくガラスを割りまくり店内を破壊しまくるキレと迫力のあるバトルが繰り広げられます。



ジャッキー・チェンが最上階から電飾ポールに飛び移り30mを一気に降下するスタントには感動すらおぼえます。



サリナに扮したブリジット・リンや彼女メイに扮したマギー・チャンら女性陣も命がけスタントに挑戦し各キャラクターもしっかりと描かれていて魅力的です。



スタッフとキャストの熱気が伝わるジャッキー・チェン作品おなじみのNG集も感動的な仕上がりとなっています。