1994年製作のSF・ポリス・アクション「ターミナルフォース/叛逆のサイバーコップ」を鑑賞しました。



テロリストがイギリス大使館を占拠、警察はサイボーグで構成されたチーム「ターミナルフォース」を投入するが、「ターミナルフォース」は人質も一緒にテロリストを爆破して殺してしまう。



市長は「ターミナルフォース」の解体をギャント博士に指示するが、「ターミナルフォース」は逃亡を図る。刑事のジャックはサイボーグのケインを連れて追跡を開始する。



90年代にB級映画を量産したPMエンターテインメントが製作したサイボーグの反乱を描いたSF・ポリス・アクション映画です。



近未来を舞台に警察が開発したサイボーグによる特殊部隊の活躍と反乱を描き「ターミネーター」や「ロボコップ」風味のストーリーが展開します。



B級映画なのでサイボーグたちの衣装が黒のボディスーツにシルバーのプロテクターを付けただけのチープさだったり、、



研究所のセットや交換用のサイボーグのパーツなども安っぽくて微妙だったりもしますが、、



サイボーグ嫌いの刑事がサイボーグとコンビを組んで心を通わせていく「リーサル・ウェポン」や「エイリアン・ネイション」っぽいバディムービーな展開はなかなか楽しめます。



オープニングのテロリストが占拠したビルを舞台にしたアクションが「ダイ・ハード」のまるパクりだったり、「ターミネーター」と同じ警察署の襲撃シーンがあったりと、、



大ヒット映画たちのいろんなものを詰め込んだ展開に、サイボーグのリーダー、アダムと女性サイボーグのロマンスにセックスシーンまであるゴチャゴチャした内容に仕上がっています。



マシンガンを乱射しひたすらガラスを割りまくるPMエンターテインメントらしいスピード感のある派手な銃撃戦に、、



ビルや警察署の爆発シーンに、ヘリコプターや車の爆破などアクションシーンは連続し見応えがあります。



クライマックスの廃墟での銃撃戦は迫力もあり、バギーを使ったカーチェイスも良く出来ています。



「サイレンサー」や「ホログラムマン」などSFチックなアクション映画を多く手がけたリチャード・ペピンが監督を担当しています。