1995年、カナダ製作のポリス・アクション「ファイナルカット」を鑑賞しました。



連続爆破犯によりビルに爆弾が仕掛けられシアトル警察の爆弾処理班が対応するが爆弾は爆発し処理班2名が犠牲となる。警察は退職した爆弾のスペシャリストであるジョンを呼ぶ。



ジョンは爆破犯の狙いは爆弾処理班への挑戦だと気付くが犯人のワナにハマり爆破犯の容疑をかけられてしまう。犯人は人間に爆弾を仕掛けジョンと最後の戦いを挑む。



1996年の東京国際ファンタスティック映画祭に正式出品されながら日本劇場未公開でおわったカナダ製のポリス・アクション映画です。



爆弾処理中に同僚を失い警察を退職した爆弾のスペシャリストであるジョンと犯行を重ねていく犯人との駆け引きと戦いを描いた作品で、、



低予算でありながらスリリングなストーリー展開と緊張感溢れる爆弾処理のシーンで見せる佳作に仕上がっています。



めちゃくちゃハラハラする爆弾処理のシーンから実際に解体予定だった建物を使用し本当に爆破した爆発シーンの激しさは凄まじく、、



オープニングのビルに続くショッピングセンターの大爆発は見応えがあります。



逃げまどう買い物客のパニック模写からドカンドカン爆発する爆破シーンは生の迫力が味わえ圧倒されます。



立体駐車場での車の連続爆破があったりSWATの捜査劇があったりと見せ場も連続し、、



人間に仕掛けられためちゃくちゃ複雑な爆弾を解除するクライマックスもハッピーエンドだとわかっていても盛り上がります。



ジョンに扮した「危険な天使」「シェイクダウン」のサム・エリオットもめちゃくちゃ渋くかっこいいです。



監督は「スターウォーズ」や「エイリアン」などで美術スタッフとして活躍したロジャー・クリスチャンが手がけています。