焼死した画家の父セバスチャンから譲られた絵画を自分の物だと主張し訴えられたチェルシーを弁護する事になったケリーは取り合わない検事のローガンにマスコミを使ってアプローチをかける。
ローガンは絵画を調べる為にケリーと絵画のオーナーであるタフトに会いにいく。焼死したセバスチャンの保険金受取がタフトになっている事から2人はタフトの身辺調査をはじめるが。
「パラダイス・アーミー」や「ゴースト・バスターズ」などコメディ映画を得意とするアイヴァン・ライトマンが監督したラブ・コメ風味のサスペンス・アクション映画で、、
チェルシーの父の貴重な絵画をめぐって検事のローガンと弁護士のケリーがケンカしながら真実を追う姿を軽いタッチで描いた作品です。
オープニングからチェルシーの父親が焼死する火災のシーンではじまりますが、ユルい演出のせいでサスペンス映画としてはいまいち盛り上がりに欠けるのが残念、、
ケリーとチェルシーや思春期の娘に振り回されるローガンに扮したロバート・レッドフォードのコミカルな演技に、、
「愛と青春の旅だち」でブレイクしたデブラ・ウィンガー扮するケリーとのやり取りやロマンスはキャストの魅力もあり楽しめます。
ローガンとケリーが爆弾が仕掛けられた倉庫から脱出する派手な爆破シーンにフォークリフトを使ったスタントがあったり、、
後半はショットガンを持った殺し屋に市街地で襲撃を受けたり、、
運転が苦手なケリーが車を運転し暴走するカーアクションがあったりとアクションシーンも連続します。
炎につつまれ燃えさかる画廊で犯人と戦うクライマックスも見応えがある仕上がりとなっています。
デブラ・ウィンガーも魅力的ですが、チェルシーに扮した不思議ちゃんキャラのダリル・ハンナもかわいくて素敵で、、
ロッド・スチュワートの主題歌が流れるハッピーなエンディングなどいかにも80年代らしい懐かしさにひたれます。