1977年、イタリア製作のポリス・アクション「容赦なき追撃」を鑑賞しました。
ひったくりや銀行強盗など犯罪が多発する街ナポリ、特捜班を率いる刑事のベリは日夜犯罪と戦っていた。
ベリは犯罪組織のボスであるサントロを追いつめていくが、サントロは列車強盗など犯罪を重ねていく。
70年代に流行ったイタリア製バイオレンス・アクション、ユーロクライムを代表する作品で、日本では劇場未公開で未ソフト化のままテレビで放送されています。
妊婦が暴行されたり、斬首シーンがあったりとユーロクライムらしい激しいバイオレンス模写の連続と、、
銀行や列車を襲撃するマシンガン乱射の派手な強盗シーンに工場や駅を舞台にした銃撃戦などアクションシーンも連続します。
一般市民の家族の車が巻き込まれてクラッシュする炎上シーンがやたら激しいトレーラーを使ったアクションや、、
アルファロメオのパトカーがバンバン破壊されるカーチェイスなどカーアクションも見応えがあります。
事件に絡む子供がランチア・ストラトスを運転し市街地を暴走するシーンもあったり、、
舞台となるナポリの街並みが美しく魅力的だったりといろいろと楽しめます。
「ガンマン無頼」「コップキラー」のレオナード・マンが刑事ベリに、、
「ザ・ボス」「マンハンター」など悪役として活躍した名優ヘンリー・シルバがサントロに扮しています。
監督は「ファラオのはらわた」「荒野のドラゴン」のマリオ・カイアーノが手がけています。