1975年製作のサスペンス・アクション「コンドル」を鑑賞しました。



CIAの下部組織であるアメリカ文学史協会が殺し屋に襲撃されターナー以外の職員が全員射殺される。外出していて難を逃れたターナーはCIAに救助を要請する。



ターナーのCIA仲間であるサムが駆けつけるがサムもその場で殺され、ターナーは通りすがりの写真家キャシーを巻き込んで逃走する。



CIAに裏切られた末端の職員の戦いを描いたジェームズ・グレイディの小説「コンドルの6日間」を映画化したサスペンス・アクション映画です。



小説など世界中の書物を解読するCIAの下部組織に勤めるターナーの提出したレポートをめぐりCIA本体から命を狙われるスリリングな作品ですが、、



ターナーの人質として事件に巻き込まれる写真家のキャシーが協力的な人物で、すぐにターナーとエッチしたりと都合の良い展開もありモヤモヤします。



公衆電話に電話の交換台を使用した盗聴やレトロなコンピューターなど70年代っぽい懐かしいスパイ戦は味があり、、



めちゃくちゃ寒そうな真冬のニューヨークの風景やデイブ・グルーシンのかっこ良い音楽など雰囲気は良く楽しめます。



アメリカ文学史協会を3人の殺し屋が襲撃しマシンガンを乱射する血みどろで凄惨なオープニングに、、



キャシーの家に来た殺し屋との銃撃戦などアクションシーンも迫力があり見応えがあります。



ターナーには「明日に向かって撃て」のロバート・レッドフォードが、キャシーには「チャイナタウン」のフェイ・ダナウェイが扮し、、



フリーの殺し屋ジョベアを「エクソシスト」のマックス・フォン・シドーが不気味に演じています。