1984年製作、スウェーデン・イギリス合作のスパイ・アクション「ザ・忍者ミッション/KGB攻略作戦」を鑑賞しました。



核エネルギーを研究していたスウェーデンの科学者カールと娘ナディアがKGBによって拉致される事件が発生する。



カールとナディアの救出を依頼されたCIA捜査官のメイソンは訓練された忍者部隊を率いてソ連の核研究施設を目指す。



80年代に全世界でブームとなった忍者を題材にスウェーデン映画界が真剣に製作したスパイ・アクション映画です。



忍者が舞踊り刀や手裏剣の影が現れる007シリーズっぽいオープニングのタイトルバックから忍者への期待値は上がりますが、、



マーシャルアーツを操る黒装束の人達が登場するだけで本編の忍者要素は薄く、刀での首切断シーンなどもありますが、基本マシンガンを乱射しています。



当時としては破格の製作費を投じて製作され世界マーケットでいちばん大ヒットしたスウェーデン映画といわれています。



ユルユルの007映画みたいなストーリー展開は微妙ですが、ダンスクラブでの銃撃戦からソ連軍を相手に戦う基地や雪原でのアクションシーンは、、



ヘリコプターと車のチェイスや派手な爆破に血みどろスプラッター模写のある銃撃戦があったりと見応えはあります。



最大の見せ場はスウェーデン映画らしくボルボとボルボが激しくぶつかり合うカーチェイスで、、



頑丈と安全性を売りにしていたボルボ760がボコボコに破壊されていきます。



暗すぎる画面にスタントの見せ方は上手くありませんが、ボルボのワゴンとクラッシュするなど迫力はあります。



「イーグル・アイランド」や「キング・オブ・ソルジャー」などスウェーデン製アクション映画を放つマッツ・ヘルゲが監督を手がけています。