1996年製作のバイオレンス・アクション「灼熱の甘い夜」を鑑賞しました。



ロサンゼルスで暮らすダルトンと彼女のカディはメキシコへ移住する事を夢みていたが、犯罪を繰り返すダルトンの従兄チェイスが警察に追われ逃げ込んでくる。



チェイスはダルトンを無理やり現金輸送車の襲撃に付き合わせるが、ダルトンを裏切り現金を奪って逃走する。



警官を殺し警察から追われている凶悪犯の従兄に振り回される若いカップルの姿を描いた日本劇場未公開のバイオレンス・アクション映画です。



定職も無くフラフラしているダルトンとカディのカップルも微妙な感じもしますが、自分勝手で暴力的なチェイスの登場により生活を乱されていきます。



カディの目線で語られるストーリー展開はなかなか良く、警察に包囲されるダルトンとカディを寝取るため襲いかかるチェイスの緊迫したクライマックスも盛り上がります。



低予算で雑な感じの作品ですが、全体の雰囲気は良く、銃撃戦やカーアクションなどアクションシーンも見応えのある仕上がりとなっていて、、



ダルトンと警官隊の銃撃戦からカディとチェイスの死闘、刑事フロイドの追跡と三つ巴となるラストも良く出来ています。



淡々とチェイスを追いつめていく刑事フロイドに「スキャナーズ」や「ダブルボーダー」のカナダの名優マイケル・アイアンサイドが扮しています。



監督は「コラテラル・ダメージ」や「ミニミニ大作戦」などの特殊効果を担当したティム・エベリットが手がけています。