1996年製作のサスペンス・アクション「サボタージュ」を鑑賞しました。



アメリカ軍海兵隊のビショップはボスニアでの人質救出作戦中に仲間のシャーウッドの裏切りにあい作戦は失敗し自身も重傷を負う。



軍を辞めたビショップは軍事産業を手がけるトレントのボディガードをしていたが、トレントはシャーウッドに狙撃され殺されてしまう。



海兵隊を辞めボディガードとなった殺しのプロと裏切り者の一流狙撃手の対決を描いたサスペンス・アクション映画です。



ビショップがボスニアの内戦に絡む軍やCIAの陰謀を暴いていくストーリーはいまいち盛り上がりに欠けますが、、



バカでかい狙撃用ライフルを使った銃撃シーンの迫力は凄まじく、ラストの対決まで連続するアクションの数々は見応えがあります。



ビショップを容疑者としてマークしていたFBI捜査官のルーがビショップに協力しともに戦うドラマは楽しめ、、



シングルマザーとして娘を育てつつ仕事をバリバリこなすルーのキャラクターも良く、襲撃されたり娘が誘拐されたりとハラハラさせてくれます。



派手さはありませんが、着弾効果が生々しい銃撃戦や市街地でのカースタントなどB級映画としてはなかなか良く出来ています。



「オンリー・ザ・ストロング」や「クライング・フリーマン」など格闘アクションを得意とするマーク・ダカスコスがビショップに、、



本作の後、1999年に製作された「マトリックス」で大ブレイクするキャリー・アン・モスがルーに扮しています。



ジャン・クロード・ヴァン・ダムの「ライオンハート」や「サドンデス」を手がけたアッシュ・R・シャーが製作総指揮を担当しています。