1972年製作のポリス・アクション「複数犯罪」を鑑賞しました。



ボストン警察87分署に公園局長の殺害を予告する脅迫電話があり、刑事キャレラたちが犯人の要求する5000ドルを用意し公園で張り込みを行うが取りに来たのは泥棒のブレスカだった。



公園局長は射殺され、犯人は副市長の殺害を予告し5万ドルを要求してくる。犯人の目処がつかない中、副市長の車が爆破され殺されてしまう。



エド・マクベインの小説シリーズ「87分署」の中から「警官」をエド・マクベイン自ら脚本化したポリス・アクション映画です。



耳の不自由な男と名乗る脅迫犯の捜査と同時に酔っ払いに火をつける放火事件や公園での痴漢、強盗など87分署では複数の事件が発生し映画はそれを追っていきます。



キャレラたちが張り込む酒屋に脅迫犯が買い物に、そこに強盗が入ってきて、、さらに逃走した脅迫犯が放火犯に火をつけられる、、



強引かつ都合の良い展開ですが、ラストで一気に全ての事件が解決するのが爽快で、激しいアクションシーンもありすっきりします。



刑事たちが有能では無く不手際から犠牲者が出たり、張り込み中にアイリーンとバートがムラムラしてイチャイチャしはじめたりとちょっとユルい作風となっています。



ラストの酒屋から町中での銃撃戦やハイウェイを走行中の車の爆発炎上などアクションシーンも見応えがあります。



刑事キャラレにバート・レイノルズ、87分署の面々にラクエル・ウェルチ、ジャック・ウェストン、トム・スケリットがいます。脅迫犯はユル・ブリンナーが演じています。