1977年製作のエンテベ空港奇襲作戦を映画化した戦争アクション大作「特攻サンダーボルト作戦」を鑑賞しました。



アテネ発パリ行のエールフランス139便がテロリスト4名にハイジャックされた。

139便はリビアで給油後、256人の乗客を乗せウガンダのエンテベ国際空港に着陸する。



テロリストは3名の仲間と合流、イスラエル人とユダヤ人106名を空港に監禁した。

イスラエル政府はウガンダのアミン大統領やテロリストと交渉を開始する。



1976年6月27日に発生した実際のハイジャック事件を映画化したノンフィクションの戦争アクション映画です。



アメリカではNBCテレビの特別番組として放送、日本では政治的理由により1987年になり劇場で公開されました。



映画はハイジャックからの7日間をドキュメンタリータッチで描いていき、ハイジャック犯と人質たちのドラマやイスラエル政府のラビン首相の外交交渉などを丁寧に見せていきます。



イスラエル国防軍がエンテベ空港のセットを作り作戦の練習をするシーンなど作戦実行に向け緊張感も高まっていきます。



クライマックスとなる奇襲作戦も実話に忠実な為エンターテインメント要素は低いですが生々しい緊張感と迫力に満ちていて見応えがあります。



マシンガン乱射の大銃撃戦とウガンダ政府軍用機の破壊工作、管制塔の爆破と迫力ある見せ場となっています。



テロリスト7名、ウガンダ兵20名以上、人質3名、イスラエル国防軍1名の犠牲を出しましたが、作戦は成功します。



チャールズ・ブロンソン、ピーター・フィンチ、マーチン・バルサム、ホルスト・ブッフホルツや無名時代のジェームズ・ウッズも出演しています。