タイトルは、YUKIの
プリズム
という曲のことなんですが。
この曲はYUKIがソロデビューしてすぐの頃に
出された曲で、もう9~10年くらい前かな。
その頃のわたしは
専門卒業後、ずっとバイトしかしていない生活を
やっと卒業し、初めての社会人生活を嫌々送っていました。
小さな印刷会社で
社員もおじさん3人と、
若いんだかなんなんだかわからない青年と
若いんだけど、なんだかよくわからない青年と
毎日印刷の話やら、コピーの話やら
世間の暗い話題ばかりを聞かされて
正直うんざりとして思っていませんでした。
箸の上げ下げにうるさい
親父社員は、いつも私の行動を見ていて
お客さんが来たらあーしろ!
とか
電話に出たらこー言うんだ!
とか
お茶を出すときはこうだ!
お前はあんなことも出来ないのか!
とかとか、毎日散々言われてて。
でも自分は決して、世間を舐めてるような
若者ではなかったし、
その前にやっていたコンビニのバイトでも
お寿司屋さんのバイトでも
接客に関してはすごく評価してもらっていました。
だから
こんな小さい印刷会社の親父に
あーだこーだ言われるほど
出来ないやつじゃない!!
仕事に対してだって、
好きな仕事じゃないけど
自分なりに精一杯やってる!!
って思って、本当に心から憎たらしかった。
そんな日の帰り道
プリズムをよく聴いてたんだけど、
曲のワンフレーズに
いじわるなひとが
とやかく言うけれど
わたしは
どこかで
間違えたかしら?
今はわからない
こたえは空のうえ
という歌詞があるんだけど、
それを聴いて
その親父社員のことを
いじわるな人に当てはめて、
いじわる いじわる
って思ってた。
私はどこかで間違えたかしら・・
の歌詞も、
その日のことを思い出して
自分が今日間違えた事をしてないかどうかを
探してた。
結局、私は間違ってない!って
答えにたどりついちゃうんだけど(笑)
ここらへん、ほんと
私だなぁ・・って思う(笑)
そして、その親父に対して、
日に日に嫌いさが増してって、
必要最低限のことしか口もきかなくなって。
もう、親と子みたいな感じ。
当時ね、デザイン学校上がりということもあり
変な服もよく着ていたんですが、
それに対しても、ちょいちょいからかってきたり
若いんだけどよくわからない青年に
ランチに誘われたときも
「お!○○るい顔赤くなったぞ!」っていじらたり
ランチが終わって、グロスを塗りなおして職場に戻ったら、
「お!天ぷら食べてきたのか、口が油だらけだぞ!」
って言われたり・・・
もう、こんなデリカシーのない親父、
くたばっちまえ!!って本気で思っちゃってた。
それでまた
プリズム聴いて、
今日もいじわるな人を親父社員に当てはめて
自分の間違いを探して、間違ってないことを確認して。
そして、わたし
心から嫌になって
会社を辞めたのです。
「あばよ!」って。
本当に言ったわけではないです・・。
それで、
しばらくまたバイト生活。
その後、1年後か2年後か
もう忘れちゃったけど、
その小さい印刷会社から
小さいながらに事業を拡大するから
戻ってきてほしいと声をかけられ、
ふたつ返事で戻ることに。
そこにはもちろん
あの親父社員もいたんだけど、
なぜか、
一番懐かしく
一番会えて嬉しい人だった。
再度、働き始めてからも
やっぱり口うるさかったけど、
なんだかんだ、なんでも話せたり
一番相談できる存在になっていました。
プリズムのあの歌詞を聴くと
今でもその親父を思いだします。
そして、その親父のことが
本当に大っきらいだったことも思いだします。
でも、なんでそんなに嫌いだったかは
思い出せません。
それはきっと、
私はどこかで間違っていたことに
気付いたからなんだろうなって思います。
あの頃、あんなにプリズムを聴いてなかったら
親父のことを大っきらいだったことも
忘れていたかもしれない(笑)
その印刷会社では結局3年ほど
働かせて頂きました。
今も、大門の片隅で
大きなビルに囲まれながら
ひっそりと営んでいる小さな印刷会社で
あの親父は、小言を言っているんだろうなぁと思うと
なんだか、いとおしくなります。
なんのこっちゃ!ですね(笑)
花咲く丘まで
口笛吹いてこう
いじわるな人が
とやかく言うけれど
わたしは
どこかで
間違えたかしら
今はわからない
こたえは空のうえ
YUKI プリズム