すっかりご無沙汰している間に
春節がやってきて、中国中(お、回文だ)が うきうき、わさわさ。
昨年この時期、アモイへ国内旅行をして、あまりの人の多さに辟易したので、
今年は海外脱出を計りました。
行先はマレーシアのコタキナバル。
ヨーロッパやアメリカ方面へ行くほどの長旅ではないけれど、
空港に着くとやっぱり買いたくなってしまうもの・・・ それは 本
空港の本屋といえば、手軽に読める雑誌やガイドブック、自己啓発もの、推理小説なんかが定番。
普段はあまり興味のない分野のものが多いですが、
逆にこんな機会にと、旅行の際にはよくペーパーカバーのベストセラー小説を買います。
家で日常手にしているノンフィクションや歴史小説系を持ち込むのもいいのですが、
やはり旅行にでるなら、いつもとは違うテイストの本の世界にどっぷり浸かるのも、
なお非日常感を際立たせてなんだかうきうきします。
今回見つけたのは
ニューヨークタイムスベストセラーの文字と、
背表紙に踊る数々の称賛のレビューに惹かれて、簡単なあらすじ紹介文を読むと、
あの著名な建築家フランク・ロイド・ライトと、彼に自宅設計を依頼したクライアントである
エドウィン・チェニーの妻メイマ・チェニーの恋、そしてその残酷な結末・・・と、
それだけではありがちなメロドラマっぽいのですが、
20世紀初頭、女性が夫や子供を置いて家を出ていくことは単に個人の問題ではなく、
社会全体から大変な非難と迫害を受けざるを得ない行為だったことや、
当時のフェミニズムや婦人参政権運動などとの関わりなどにも触れていて、
読んでみたくなりました。
ノンフィクション好きとしては、一応史実に基づいたフィクション、という点もポイント。
まだ三分の一ほどしか読んでいないのですが、
(もう旅行終わっちゃったけど・・・いや、マレーシア近いしっ
)
ストーリーとしては今のところやはり2人のラブストーリー中心。
ただこの著者Nancy Horan、これが初めて出版された小説ということですが、
文章がとってもここちよいのです。
なんというか、なめらかに流れるようで、どことなく女性らしい品のある香りが漂うのです。
本を語れるほどたくさん読んでいるわけでも博識でもないですが、
個人的にこのここちよさはかなりツボ。
まだしばらくはこま切れの現実逃避を楽しめそうです。
日本語訳はまだでていないようですが、
こちらに日本語で書かれたレビューがありました
洋書ファンクラブ



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