右手の親指が痛くなってきたので、ひどくなる前に医者にいっておこうと思った。

医者の予約が1か月後じゃないと空いてないと言われたので

とりあえず鍼に通ってみることにした。

結局、鍼に3回、医者に診てもらったのが1回。フィジカルセラピー(PT)3回受けた。

鍼もPTももっと行こうと思えば行けたけど、

3回も行けば大体どういうことされるか分かるし効果も大体わかるので、

それぞれ次の予約はキャンセルした。

何にしても高いアメリカ。

一回行く度に1万円程かかるので、自分の体と財布と相談しての決断だった。

 

私は半年ほど不安症を軽減するためにセラピーを受けたこともある。

そこは、1回1万5千円だった。

アメリカはそんな国なのだ。

いくら人々の平均収入が高いと言っても、他にかかるお金が高かったら

収入だけ見て「この国はいいなぁ」とは一概に言えないのが分かる。

 

お金の話はともかく、今回鍼と病院・PTに通ってみて思ったことがあるので

それについて記したいと思う。

 

病院に通うと、病院の医師や鍼の施術師、PTさんが、

なんとも親身になって自分の話を聞いてくれるので、なんだか嬉しくなる。

流れ作業的にそれがたったの5分とか10分の会話なのだが、

身体の調子や、ここが痛いとかあれからこう変わったなどという話を

すごく真面目に聞いてくれる。

そして、通院を重ねると先生たちと顔見知りになり、なんだかホッとしてくる。

お金を払っているから当たり前なんだけど、その時間は私だけのためにあり、

そして予約を入れているので、絶対にその人はその時、そこに居るのだ。

 

私は普段から独りでいることが多いので、こういう経験は実は新鮮で、

これはお年寄りが病院通いが生きがいになってくるのも頷けるなぁ!!と思ったのだ。

 

本当は、友達がいればいい話なのだが、

友達は、誘っても断られたり、ドタキャンされたり、急に冷たくされたり

こちらの予定を合わせないといけなかったり、時間を大幅に取られたり

相手の気持ちとの駆け引きなどもあって、結構面倒くさい。

 

ところが、病院やら鍼やらは、自分のためだけの時間であり、

相手も100%(その問題については)親身になってくれるのだ。(すっごい短時間だけど)

逆に無駄な時間を過ごさなくてもいいのもスッキリしていて良い。

 

こんな整形外科の話を聞いたことがある。

数か月セラピーを受けさせてくれて、あとは家で続けてくださいと言われるが

患者は「ずっと通いたい!!」と願う人が多らしいのだ。

それはこの、時間通りに親身になってくれる人に会える心地よさだろうなと、

今回自分の経験で分かった。

たぶんパブとかキャバクラもこんなもんなんだろう。

行ったことないから分からないけど。

 

しかし、やはりこんな一方通行のやり取りばかりを求めてもしょうがない。

本当は、友達とか社会(グループとか団体)に所属して

自分からも相手に奉仕していく繋がりが、健康な繋がりなんだろうなぁとは思うのだ。

(あと、一方通行の繋がりって、いかんせんお金がかかる。)

 

なーんてことを、今回あれこれ通ってみて実感したのだった。

 

追記:

整形外科の初診料、その場で1万円払い、追って4万円の請求が来た。

ちなみに毎月ちゃんと健康保険も払ってます。

保険がきいてこの額。すっご!

無駄な抵抗とは知りつつも、頑なにフェースブックのアカウントは作らないと決めていて、

あとアマゾンもできるだけ使わないことにしているこの私。

どんなに映画やTVドラマが好きでも、どんなに送料がタダになると言っても

アマゾンプライム登録も拒否してきた。

アマゾンに関してはフェースブックほど絶対に使わないわけではなく、

欲しいものがそこでしか買えない場合は、時々利用していた。

 

さて今回、どうしても今読みたい日本の本があり、

近くのLAの日本の古本屋さんに言っても売ってないし、

取り寄せで高いお金払って長い時間待つのもなぁと思っていた。

 

アマゾンにはキンドルという電子書籍販売サービスがある。

キンドルで買うと、一瞬でその本が読めるようになる上に、紙の本よりも安いときている。

海外に住む人間にとっては、かなり利用価値の高いサービスだ。

全ての本がキンドルで読めるわけではないのだが、

私が読みたいと思っていた本はキンドルで読めることが分かった。

 

しかし、キンドル書籍はアマゾンがやってるサービスである。

 

私は数日、どうしようか悩むことにした。

 

ところが買おうか悩んでいる間に、どっかのポッドキャストでこの本の話題が出たり

ツイッターでこの話をしている人がいたり、(シンクロニシティってやつだろう)

「これは今読めというお告げかもしれない」と思うようになり、遂にキンドルで買うことにした。

 

感想。

これが結構いいのだ。

 

いいと思う最大の理由は、私の腱鞘炎の腕にある。

私は腱鞘炎をわずらっており、本を長時間握っておくことができない。

ページを手でおさえておく力がないのだ。

しかし、キンドルをPCで読むとき、ずっとパソコンのスクリーンに文字が映っているので

なにも握る必要がないし、腕も手も全くフリーなのだ。

楽。

私はPCで読んでいるので、スクリーンも大きく、

1ページに書籍数ページ分を開いておけるので、何度もページをめくらなくてもいい。

今回初めてアプリを使ってみて知ったのだが、文字の大きさも行間も変えることができ、

ページの大きさも変更可能だし、文字色、背景色など色々設定可能だ。

軽量PCを使って読んでいるので、移動も楽だし膝に置いたりできるものの、

電子書籍用の端末だとさらに軽いだろうし、器具を利用して寝ながら読めたり、

持ち運べたり、さぞかし便利だろう。

 

残念なのは、全部の本が電子書籍で読めるわけではない、ということだろうか。

あと今はアマゾンキンドル専用アプリを使っているので

他の会社の電子書籍を同じように読めるかは分からない。

それから、人に貸すことができないのも残念なところ。

 

とりあえず、海外在住者として、そして腱鞘炎持ちの身としては、

なかなか便利だなぁと思ってしまった今回の電子書籍購入体験だった。

 

ちなみに読んでいる本は 『嫌われる勇気』 だ。

いま、ふっと思ったこと。

 

私は常々自分の完璧主義はどうにかしなくてはいけないと思ってきた。

それは自分が完璧主義のせいで、怖がりになり失敗恐怖症に陥っている部分があるからだ。

対人恐怖症の気があるのも完璧主義が働いているところがある。

失敗するのが怖いのだ。

何かやって、後から「なんでそんな事したの」「あーあ駄目じゃない」「言ったこっちゃない」

とか言われるのが、恐怖なのである。

(自分自身にそれを言ってしまうことがほとんどだけど

 誰かにちょっと言われると大打撃を受ける。)

だから散々下調べをするし、脳内シミュレーションするし、最悪のケースを想像する。

そして疲れ果てて何もしないのだ。

 

ところで私は、ミニマリストの考え方にとても惹かれる。

理由は、世界資源利用の在り方を考え直したり、

資本主義や物欲世界にアンチを唱える姿勢に共感を覚えるからなんだけど、

実はミニマリスト生活は、完璧主義を強化してしまうのではないかと今思ったのである。

 

ミニマリストは、より良いものを厳選して、要らないもは持たずに生きる、

というライフスタイルを唱えているが、

自分にとって何が良いもので何が悪いものかは、試してみないと分からないことが多い。

しかし、試してみるには必ず「無駄」や「失敗」が出てくる。

私はこの「無駄」や「失敗」が怖くて、良いものすら持つことができないでいる。

 

ミニマリスト、憧れるけど、私のような人にはレベルが高い生き方かもしれない。

(無駄なこと含めて色んなことをある程度やってきた上で

 最終的に厳選したものを選べる人の生き方?)