我が愛すべきとうちゃんは、偏屈である。
おまけに、がんこで人間嫌いである。
人間より、わんこ優先・・・まあ、それはアタチもそうだけど・・・
【わんこと一緒♪】にも書いたけど、孫よりもわんこである。
義父は周りから、がんこ者と言われていたけど
その義父に
「お前はがんこだな~」
と言われた、お墨付きのがんこである。
昨年12月に、とうちゃんは《潰瘍性大腸炎》という
国の指定する難病になっちゃいました。
ジイジも、《パーキンソン病》という難病なので
アタチは、難病男を二人抱えたというわけです。
が、難病だからと言って、それほど大変なわけじゃありません。
ジイジの介護は、受け入れるしかないことだし
とうちゃんの場合は、食事を考えるのがちょっと大変かな。
で、とうちゃんですが、こ奴を理解するのは
ちょっこら難儀です。
そんなこと全然思ってなくても、そう思ってると思いこむ時があるし
自分に自信があると、公言するから言ったことは曲げないし・・・
でも、アタチの友人に話をすると、そうは見えないって言います。
とうちゃんは、義父のことを外面が良かったというけど
アタチから言わせると、とうちゃんも十分外面がいいです。
ま、家族ですから、素でいいんだけどね。
我が家の夫婦喧嘩は、大抵とうちゃんが切れて
言いたいことを、言いたい放題。
でもアタチから言わせると、ん?なんでキレた?と思う時もあるけど
アタチは、だんまりに入ります。
たぶんアタチの態度を、見てるんだと思うけど
言うだけ言ったら、数分後には元に戻り、やわらかい言葉になる。
時に、アタチが切れることもあるけど、なぜかとうちゃんがキレだして
結果、アタチが折れてます。
アタチの方は、少々不完全燃焼を起こすときもあるけど
大体のことは、自分の中で消化して終わるし
このやわらかい言葉で、言い過ぎたことがわかってるのを感じるし
まあ、お互い引きずらないから、いいのかもしれません。
とうちゃんが、カッとしてるときは、何を行っても聞く耳をもたない。
だからほとぼりが冷めたころ、あの時はこうだった、こう思ってたなどなど
伝えると、初めてとうちゃんに伝わるというわけです。
実は、義父の葬儀が終わった翌日、大ゲンカをしました。
義姉から電話があったか?とうちゃんがかけたか?忘れたけど
その電話で、義姉が
「親父が死んだなんて信じられない。やっぱり会っておけば良かったかな?」
と言ったらしい。
義父が亡くなってから、葬儀が終わるまでの間で
義姉に対して、心の中に少々面白くないものを持ってたとうちゃん。
「自分の姉ながら、情けない」
とは言ってたんだけどね。
アタチの母親が亡くなったのは、最初の結婚で
アホ娘が、1歳6ヶ月の時だった。
死に目には会えなかったけど、自宅で寝ている母親も見たし
火葬場で大泣きして、ジイジに怒られた。
初七日が終わって、自宅に戻ったら
実家に行けば、母がいるような気がして実感がなかったけど
実家に戻ると、やっぱり母はいなくて
それを繰り返して、少しずつ受け入れたような気がする。
だから
「お義姉さんの気持ち、わかるような気がする」
と言った、この言葉でとうちゃんがブチ切れた。
「生きてる人間の葬式は出さないんだよ!死んだから葬式を出したんだ!」
いやいや、そんなことはわかってるんだよ。
なぜキレたのか?最初はわからなかったけど
とうちゃんの気持ち中で、イラッとしていた義姉の気持ちを
わかると言ったことが、勘に触ったらしいのだ。
でも、それはそれで、これはこれである。
同居している肉親が亡くなれば、日々実感はあると思うけど
別居していると、実感するまでに時間がかかると思う。
それを、何度も説明したんだけど、聞く耳を持たないとうちゃん。
話は、全く違うところにも飛び、悪態をさんざん言った後
「こういう考えが俺だから、気に入らなければ離婚してくれていいから」
おいおい、離婚まで話はいくのか・・・
いつもなら、途中でだんまりに入るアタチだけど
この時ばかりは、泣いて反論した。
「君も疲れてるかもしれないけど、私だって疲れてるんだよ。
昨日まで君のお父さんの葬儀で、私だって走り回ったんだよ。
なのに離婚まで言われるほど、私は悪いことを言ったの?」
が、とうちゃん、言い出したら止まらない。
しかも、自分で言い過ぎてるとわかっていても、止まらない。
アタチが反論したから、余計だと思う。
「悪いけど、私には、君の言ってることが理解できない」
そういって、部屋にこもってしまった。
とは言え、翌日は銀行やら役所やらを回る予定。
いろいろ調べたのは、アタチだから、とうちゃんが一人で行っても
何をすればいいか?わからない?
もう勝手にしろ!とは思うものの、そうも行かず翌日起きると
「今日は何時に出る?」
「先に役所に行った方がいいかな?」
なんぞと、優しいったらありゃしない。
いつもなら、自分で勝手に決めて、行動が始まるんだけどね。
で、このときは、車での移動中、昨夜の話をして和解となりました。
が、最後にとうちゃんのいった言葉
「それだけ、俺にホレてるんだろ(笑)」
「その自信は、どこから来るんだ?」
と聞き返してやったわい。
今でも、義父の葬儀の時の話になると
この離婚話を持ち出して、チクチクを責めたりしとります( ̄∇ ̄*)
夫婦ですから、夫婦にしかわからないこともありますね。
でもとうちゃんが、家族を一番大事にしてくれてるのはわかっているし
難病になっても、変わらずに頑張って働いてくれてるから
ジイジと同居して介護が出来て、専業主婦をしていられるわけです。
我が愛すべきとうちゃんは、偏屈でがんこで人間嫌いだけど
アタチにとっては、良いとうちゃんでごじゃいます。
振り返れば、いろいろあったけど、今幸せですか?と聞かれたら
変わらない毎日が、幸せだなと~思えるから
今が続けばいいな~と思う、今日この頃なのです。