今週は、義弟の件で動き回っていたので、更新も滞ってしまいました。
この1ヶ月ほどで、かなり衰えたと言うか、進行したというか・・・
義弟は現在、家の中ではなんとか一人で歩くことは出来るけど
どこかにつかまってないと歩けないし、時には自分では足を前に出すことが
出来なくなる時もあり、突然転倒ということもしばしばなので
立ち上がり行動する時は、目が離せなくなっちゃた。
下の世話も、先日わんほのちゃんとっては、衝撃的な出来事があり
もう腹を括るしかないと思う状況となって、その後は義弟自身も
わんほのちゃんの前では、すっかりスッポンポも丸出し丸見え状態も
平気になってしまったので、こっちも出来ないと言ってる場合ではなくなちゃった。
でもおむつ替えも着替えだって、時間をかけて根気良く
声かけを続ければ、なんとか一人では出来るんだけど
出かけるときは、時間の都合もあるので、介助が必要になった。
介護保険の申請の方も、ありがたいことに、ケアマネさんは
ジイジと同じ方が担当してくれることになって
火曜日、ジイジとの面談の後、義弟とも面談。
長いこと話した中で、デイサービスではなくデイケアの方で進めることになった。
デイケアとは、施設で専門家が付いてくれて
カウンセリング等を行い、本人に合わせたプログラムを組んで
身体のリハビリもしながら、看てくれるんだって。
でもここに通うことで、センターに通った時と同じ状態になる可能性もあるから
もしそうなった時は、デイサービスに切り替えてもらえるようにもお願いしてあるんだ。
デイケアのための施設を利用するのは、健康診断書がいるために
28日月曜日、脳外の診察の予約も入れて、着々と準備は進んでると言うところ。
木曜日は、リハビリセンターの受診。
家での義弟は、つかまれば何とか歩けるけど、しばらく外にも出てなかったので
外での様子も看ておこうと思い、階段を支えながら降りてきて
そのまま少し歩いたけど、つかまるところのない外ではまったく足が前に進まず
このままでは、わんほのちゃんも一緒に転倒すると思って
1階の他所のお宅のベランダの手すりにつかまらせて、車を持って来た。
残念だけど、もう一人での外出は不可能な状態になっちゃった。
病院では、車椅子を利用して、診察を受けてきた。
一人では歩けないこと、足が前になかなか出せないことなどで
身体障害者として3級は確実、2級は微妙なところなんだって。
ケアマネさんや役所の方が言うには、介護保険で賄えない部分を
身体障害3級以上が取れれば、『自立支援法』というのも申請して
そのサービスで補えたりするということなので
こちらも変更手続きを取った後、申請することにした。
このところずっと昼夜逆転してしまって、昼間グウグウと寝ていた義弟。
だからお布団に入っていても、夜はなかなか寝付けなかったみたいで
ずっと悪循環を繰り返してたけど、木曜日は病院と役所の面談もあったので
その合間に床屋さんにも連れて行くことにして、昼間起こしておくことにしたんだ。
床屋さんはわんほのちゃんの知り合いのところなので、我が家の事情もよくわかってるし
お店に到着後は、ママも手伝ってくれてなんとかカット台まで連れて行き
伸び放題だった髪を坊主にしてもらって、上手く剃れてなかったヒゲもきれいに
剃ってもらって、やっとスッキリ出来たって感じ。
家に戻って、昼食を食べたら、すぐに役所の方が来て
面談結果は、『要介護1』は確実だけど、やはり声かけに反応して
時間をかければ一人で出来るというのは、出来ると判断されるから
『要介護2』が微妙なところらしい。
『要介護2』が認定されれば、ショートステイも使えるようになるから
今の状態の義弟は、実家に預けることは不可能なので
経済的なこともあるけど、なんとかこれも利用して、わんほのちゃん自身の
息抜きの時間を作りたいところ。
身体の部分での介護度は高いので、そこをどう判断されるかで決まるみたい。
ジイジも『要介護1』だけど、これだけ手のかかる義弟も同じだったら
その幅の広さって、なんだ?と思っちゃうよ。
その後、眠りそうになる義弟に
「今日はどこに行った?」「今日来た人は誰?」「何しに来たって言ってた?」
などなど聞いてみたけど、まったく覚えていなかったし
眠いから、脳みそも動いてなかったと思う。
でもそのおかげで、翌日の昨日は昼間起きてることが出来たし
わんほのちゃんも対応を変えたことで、義弟の動きもかなり変わってきたんだ。
わんほのちゃんも、ただ今人生勉強真っ最中と言ったところ。
センターに通う前の義弟は、長いこと同じサイクルで動いていたから
一応頭の中が整理させれたんだと思うんだ。
ところがセンターに通うことで、情報量が増えて伝達が上手く行かなくなった。
頭の中がごちゃごちゃになって、自分が何をすればいいかがわからなかったみたい。
だから怒って怒鳴っても、何を言われてるかわからなかったんじゃないかと思う。
で、昨日の朝から、大きな声でゆっくりと話て、一度に多くのことは言わず
今何をするか、次はどうすればいいかを伝えて、促すように仕向けることにした。
以下は、昨日の朝の様子。
「弟くん、まずはおむつ変えちゃおうか」
「うん」
相変わらず汽笛は鳴らしてボーッとしちゃうけど、なるべく急かさないよう
でも大きな声で、ゆっくりと話して、動くように促す。
「弟くん、おむつ変えちゃおう。わかった?」
「うん」
「じゃあ、まずはパジャマのズボン脱いじゃおうか」
「うん」
そうすると、動き出してズボンを脱ぐ。
「弟くん、おむつ履き変えちゃおう」
「うん」
「おしっこ出ちゃうと困るから、さっさと履き変えちゃおうよ」
「うん」
おむつを履き変えたところで
「弟くん、Tシャツ着ちゃおうか。いつまでも裸でいたら恥ずかしいよ」
「うん」
見ていたら、前日着たTシャツを洗濯に出さなかったようなので
「弟くん、このTシャツ昨日着てたよね?」
「うん」
「昨日、出かけたけど、どこに行ったか覚えてる?」
「・・・・(しばらく考え込んで)・・・・・R病院」
「うん、その隣のリハビリセンターに行ったね」
「あ?、そうだ」
「その後、どこに行った?」
「えっ?・・・(これまた考え込んだ)」
「さっぱりしたんじゃない?」
「・・・・・・えっと・・・・・」
「キレイにしてもらって、気持ち良かったんじゃないの?」
「あ・・・床屋だ」
「そう、床屋さん行って帰りに車椅子で帰ってきたね。覚えてる?」
「うん」
「そしたら、このTシャツはいっぱい汗掻いたでしょ。汚いよね?」
「あ?、そうだね。取り替えた方がいい」
「そうだよね。じゃあ、これは洗濯に出して、こっちのTシャツ着ようか」
「うん」
前日の夕方は思い出せなかったことが、昨日の朝は思い出せたんだ。
Tシャツを広げたところで、パジャマが気になったらしくパジャマを持って固まる。
「弟くん、パジャマは後でいいよ。Tシャツ着ちゃおうか。パジャマ置いて」
そう言ったら、わんほのちゃんの顔をジッと見て、パジャマを置くの?って
確認するような仕草をする。
「そうパジャマ置いて、Tシャツ着ちゃおう」
今度はTシャツを指で指して、これ?と聞くような仕草をするので
「そう、Tシャツ着るの。裸でいたら恥ずかしいでしょ。Tシャツ着ちゃおうか」
「うん」
そうすると、すぐにTシャツを着た。
「じゃあ、次はズボン履いちゃおう」
「うん」
ここでちょっとキッチン仕事を片付けていたら、引き出しが開く音がしたので
何してるのかと思って見に行ったら、新しいGパンを出していた。
「弟くん、なんでGパン出した?短パンでいいんじゃないの?」
「やだ!俺はGパンがいい」
家にいる時は、いつも短パンなのになんでだ?と思って、ピンと来た。
「今日は出かけないよ」
「えっ?出かけないの?」
「うん、今日は出かけない。家にいるよ。だから短パンでいいんじゃないの?」
「そうだね」
「じゃあ、Gパン片付けちゃおう」
そう言ったら、Gパンを引き出しにしまったので、短パンを渡して
「これ履いちゃおうか。おむつのままじゃ、格好悪いもんね」
「うん、そうだね」
が、またパジャマに気を取られて手を伸ばしたので
「弟くん、パジャマは後でいいよ。短パン履いちゃおう」
というと、また短パンを持って、これ?って聞くような仕草。
「そう、短パン履いて。おむつのままじゃ格好悪いから」
「そうだね?(笑)」
すぐに履き始めて、腰まで上げるのに寝っ転がろうとしたので
「寝ちゃダメだよ。起き上がるの大変でしょ。膝ついて履こうか」
膝を突いた状態で、またこれでいい?と聞くような顔をしたので
「そう、その方が早く履けるよね」
と、昨日の朝は、こんな調子で進めたらいつもよりも早く事が進んだ。
いちいちわんほのちゃんに確認をしたのは
やっぱり何をしていいかわからなかったんだと思う。
手間はかかって大変だけど、朝の準備はこのやり方で
義弟の頭の中は整理されてくかもしれないと思ってるんだ。
それでも短期記憶が出来ないので、見てないとヒゲを剃ったか?歯を磨いたか?
忘れちゃったり、やったと思い込んだりしちゃうんだけね。
お布団はわんほのちゃんがたたむことにした。
もう家でのリハビリは無理だと思うし、転ばれることの方が重大問題に発展するでしょ。
介護保険の介護度はわからないけど、『要介護』で認定が降りることはわかったから
リハビリに付いては専門家に任せることにして、通所できるようになるまで
怪我だけはさせないようにした方がいいだろうと思ったんだ。
朝はこんな状態だけど、会話は普通に出来るんだよ。
かなり子供っぽいことも言うけど、それなりに会話は出来る。
ただ声に力がなくなちゃったから、ちょっと聞き取りづらくはなっちゃったけどね。
高次脳機能障害がわかってからは、出来ないとわかっていても
社会復帰を目的としたリハビリを続けてきたわけで
でもここに来て介護へと、気持ちを切り替えることがなかなか出来なくて
どうしても同年代の男性と見てしまってたわんほのちゃんですが
義弟の行動や言動が、うちのジイジと重なって見えたりして
そしたら言葉は悪いけど、ちょっと若く見えるおじいちゃんと思ったら
上手く受け入れることが出来たみたいなの。
子供のようなおじいちゃんのような、そんな風になってしまった義弟だけど
あれほど大好きだった、タバコのことを木曜日の朝から金曜日まで忘れたんだよね。
このまま禁煙にとも思ったけど、金曜日夕方ふと思い出したみたい。
「K子ちゃん、タバコ盆どうしたっけ?」
「あれ?思い出しちゃったの?」
「えっ?なんだよ?(笑)」
「思い出しちゃったなら、しょうがないな(笑)」
タバコぐらいは吸ってもいいんだけど、こんな風に大好きなタバコさえも
忘れてしまうこともあるわけで、いつかとうちゃんやわんほのちゃんのことも
忘れてしまう時が来るんだな?って思ってたら、ちょっと切ない感じがしちゃった。
昨日から、わんほのちゃんが持っていた、シドニーシェルダンの『陰謀の日』という
本を貸してあげたら、面白いと言って読み始めた。
何をすればいいか、次はどうすればいいかがわかったことで
義弟自身も安定してきたみたいだし、出来ないことを無理やりやらせようとして
怒ったり怒鳴ったりして、出来ないことにイライラしてたわんほのちゃんだけど
この対応の仕方なら、手間はかかっても気持ちは穏やかでいられる。
何がキッカケで変わるかなんてわからないし、明日はまた出来なくなるかもしれない。
とりあえずは、もう怒るのはやめて、お互い穏やかに過ごせるように
生活できればいいなぁと思い始めた、今日この頃です。。。