海外で、受刑者に保護犬の訓練をさせることで更生につなげる取り組みがあることは知っていましたが、先日新聞記事で、日本にも保護犬の訓練を通じて若者の自立支援をしているNPO法人があることを知りました。
茨城県土浦市にある「キドックス」です。
そこでは悩みを抱える若者たちに保護犬のトレーニングを任せることで、若者たちの社会復帰のきっかけづくりをし、同時に訓練を経た犬たちを里親のもとに送り出しているのだそうです。
人と暮らしたことのない野犬と、なんとかして心をつなごうと日々トレーニングすることは、犬の気持ちを想像し、自分がどうしたらいいのかを考えることなのでしょう。
心を閉ざしていた犬が自分の気持ちに応えてくれたとき、人と人の「信頼」よりもさらにピュアな「信頼」が犬との間に生まれるに違いありません。それは犬と人だからこそ生まれる絆だと私は思います。
キドックスでは保護犬を幸せにするカフェ「キドックスカフェ」」も運営していて、そこは訪れた人が保護犬たちと触れ合える場であり、保護犬たちにとっては社会化訓練の場であり、里親さんとの出会いの場であり、またスタッフとして働く若者たちの自立支援の場でもあるという、一石二鳥どころか三鳥、四鳥の実りあるカフェなのです。
茨城県という土地柄か、あるいは敢えてそういう犬たちを選んでいるのかもしれませんが、保護されている犬たちはミックス犬が多いです。みんなみんな、幸せになっておくれ！
それにしても、こういう一石数鳥の柔軟な発想を持った取り組みこそ、国がやったらいいのにね。
CD「犬の唄」発売中！
★聴かれた方からの感想★
当たり前に側にいることが永遠ではないとわかっていても
認めたくないと考えないようにしています。
犬が人より先に逝くことはホントはとても幸せなこと･･･
心に強く響いてます。 静岡県 K.Hさん
売り上げのうち1000円を保護犬の医療費として寄付しています
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