以前、スポニチで以下のような記事がありました。
野球雲としては史上●●というのが好きなので
思わず喰いついてしまいました!
スポニチ、大混戦パ・リーグ 9・5差に6チーム “史上最強の最下位”誕生も
記事の中でシーズンのゲーム差が一番近かったシーズンは
1973(昭和48)年セ・リーグとなっています。
優勝の巨人から最下位の広島までのゲーム差は6.5ゲーム!
確かに、巨人の貯金は6、広島の借金は7とかなり接戦です。
1973年セ・リーグ成績
この年は混戦混戦で、どこが優勝してもおかしくない状態です。
最後は巨人と阪神が最後の直接対決で甲子園球場で
巨人が阪神を下して、史上初のリーグ9連覇を達成した。
1973年セ・リーグ打撃成績
巨人は王貞治が初の三冠王を達成。
キャリアの中でもピークに近い成績だったが、長嶋茂雄の成績が下降していき、
王に対して四球が増え、攻撃力が半減した。
その為、圧倒的な破壊力がなくなった、
1973年セ・リーグ投手成績
投手成績はヤクルトが
安田猛、松岡弘、浅野啓二がベスト10に入る投手王国が出来たが、
打撃力が5位と点を取られないと負けないが、
取らないと勝てないというロジックにはまった感じだ。
そして、この年を最後にアトムズからスワローズになった。
最下位の広島は山本浩二、三村敏行、衣笠祥雄の3人が規定打席の活躍だが
衣笠は打撃成績最下位の.207の不調で、投手力も4位で、カバーしきれなかった。
しかし、それでも巨人とそんなに遜色のないチーム力で
長嶋が衰えてきた巨人と比べて、発展途上の面白さがあり、
2年後の初優勝の下地はできていた。
この年のセ・リーグは夢も希望もあった球団力があり、
翌年の1974年は20年ぶりに中日ドラゴンズが優勝と、
巨人一強時代が終わりを告げた年でもあったのだ。
70年代後半は中日→広島→巨人→ヤクルトの4球団が覇権を取った。
成績表はNPB公式サイトから引用いたしました。
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