今年は春から完全試合、ノーヒットノーランがあり、
投高打低の様相に見えるNPBです。
そんな、派手な投手記録の中でも
1安打完封試合はノーヒットノーランほど難しくないけど
といっても、それに近い緊張感がある記録に思えます。
そしてたばともさんにオールタイム版で
1安打完封勝利の投手別回数ランキングを作ってもらいました。
(2020年のデーターに2021,2022年をプラス)
過去、1安打完封勝利を3回以上した投手は18人!
1位は 野口二郎投手 8回
野口二郎投手は野球雲では常連の鉄腕投手です。
戦前の投手ではベスト5に入るであろう名投手
30勝もしています。
2位は 亀田忠投手 7回
亀田投手も戦前の剛腕投手で、四死球も多い
球は早いがコントロールは球に聞いてくれ的な投手ですが、
決まれば、完封は当たり前の日系投手です。
3位は金田正一投手 6回
400勝金田投手はノーヒットノーランを2回やっています。
1951年と1957年ですが、57年は完全試合という快挙。
1951年と57年に1安打完封試合もやっていますが、1
1951年は入団2年目の18歳35日での達成は最年少記録。
1957年頃の金田投手は心技一体の年だったかもしれません。
4位はヴィクトル・スタルヒン投手 4回
同じく、江夏豊投手、小山正明投手、堀内恒夫投手と
そうそうたるメンバーです。
8位は3回達成した投手陣ですが、
こちらのメンバーもすごいです。
3回記録した
田所善治郎投手は
1953年に国鉄スワローズに入団。
通算56勝83敗と中堅投手ですが、
当時は金田投手に次いでの先発投手として活躍。
1安打完封勝利を1957年2回、59年に1回達成していますが
田所投手のキャリアでこの2年が二桁勝利を達しした年で
本当に調子のいい時は多彩な変化球が決まったのでしょう。
最後の仁科投手の
1983年8月20日、1984年5月29日とも
9回2死までノーヒット・ノーランが進んでいるところを
最後のひとりでヒットを打たれた、西武の西口文也投手とならぶ
レアな記録でもある。
このリストでまだまだ楽しめそうですが、
その他の投手の紹介も随時していきたいと思います。
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