1月9日のブログで
大正時代『球界の麒麟児』といわれた
新田恭一を紹介しました。


1月9日は新田恭一氏の命日

偶然にも1951(昭和26)年に発売された
新田恭一著の「野球の科学-バッティング』岩波書店刊の
書籍が手に入ったので紹介いたします。




新田恭一は、当時では珍しい理論派で
東京六大学野球で審判もやり、ゴルフの才能もあり
1931年のアマチュアゴルフ日本選手権で優勝もした。

野球とゴルフの経験とな研究から
下半身を使うバッティング理論を作った。
戦後、小鶴 誠を新田理論で強打者に育てあげ
松竹ロビンスのコーチとしても1950年の優勝に貢献した。


そして、今回の本はその直後に発売されたものです。
日本初の野球を科学的に解説された本と言われています。





小鶴 誠選手がモデルと豪快なバッティングフォーム



新田恭一氏自身もモデルで解説


巨人のコーチをしたのち、
派閥争いにも巻き込まれた感じで
新田恭一理論は闇に葬られたようになっています。
もっと、野球史の一部として評価しても良いのではないでしょうか?


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