中国茶には、基本茶類として六種類あります。
緑茶に続いて誕生して来るのですが、
それは偶然の産物であったりして、これまた実に興味深い。
まさに、中国人らしい発想ならではだなぁと、その時代に思いを馳せるのでした。
茶器も、そんな変化に対応して発展を遂げます。
因みに、中国人の考え方は自由で柔軟でとっても合理的。
もちろん絶対的な国のルールがあって、その中での話ですが。
今日は、黒茶に分類される
雲南省临沧地区の生普洱(プーアル)茶を。
2019年春の上海茶博覧会で買い求めた沱茶。
沱茶とは、こういったお碗のように圧縮成形されたお茶のこと。
これは、縁起が良さそうな888gの大型のもので、本帰国が分かっていたので購入しました。たっぷり楽しめます。
黒茶は微生物によって発酵しています。
その昔、緑茶は取引のため2、3ヶ月かけて馬に乗せて運んでいました。
茶葉は雨の日には濡れて、晴れると日に晒される中、
たまたまその場の微生物の作用により、
茶葉が発酵されて全く違った茶葉が出来上がります。
これが黒茶の始まりです。
このような事から、
「黒茶は馬の背の上で作られた」と言われます。