10代の頃、医者からこれ以上放置しておくと耳が聞こえなくなると言われたことがある。それほど慢性副鼻腔炎が悪化していた。

確かに、聴力はひどく低下し、ひそひそ声はほとんど聞こえなくなっていた。何回も聞き直して、叱られたり呆れられたりしたこともあった。

当時は本当に悩み落ち込み苦しんだが、振り返ると、小さな声が聞こえないくらいの方がよかったと思うこともある。

だいたい、小さな声で話す内容のほとんどがどうでもいいことであり、聞かなければよかったと思うようなつまらないことである。

第一大事なことは、そんな小さな声で話す必要がない。大事なことはきちんとした場で堂々と語られるべきである。

できるだけハキハキと話したい、話す内容には責任を持ちたいと思う毎日である。