● アルコールではなく、糖質の摂り過ぎが脂肪肝になるのです
なぜ、肝臓に脂肪がたまるのでしょうか~?
肝臓に脂肪がたまる仕組みです。
食事でとった糖質や脂質は小腸で吸収されて、肝臓に運ばれます。
肝臓で分解されたあと、中性脂肪やコレステロールを合成して、エネルギー源として、血液中に放出されます。
このとき、脂質や糖質を摂り過ぎていると、肝臓で合成される中性脂肪が増え過ぎ、肝臓に蓄積されてしまいます。
また、アルコールは肝臓で中性脂肪の合成を促進するため、お酒を飲み過ぎると肝臓に中性脂肪がたまりやすくなります。
さらに、食事で糖質をとって血糖値が上がると、インスリンの働きで、血液中の糖分を一定に保とうとします。
糖質を摂り過ぎると、インスリンの働きが悪くなり、糖分は肝臓の中で、中性脂肪に変換され蓄積されます。
このようにして、肝臓に大量の中性脂肪がたまり、脂肪肝につながるわけです。
脂肪肝のほとんどは、糖質の摂り過ぎが原因です。
日本人の場合、炭水化物(白米、パン、麺類)、砂糖(甘いお菓子)、くだものの摂り過ぎが脂肪肝を引き起こしているのです。
アルコールではないのです。