急遽決まったHonolulu経由。

本当なら日曜日のうちに現地へ着くはずだった。

でも案内されたルートでは、到着は月曜日の朝になると言われた。

その時は、とにかく一番早く着けるならそれでいいと思った。

そう思ってその便に乗った。

Honoluluまでは思っていたより落ち着いて過ごせた。

でも、本当に大変だったのは到着してからだった。

飛行機を降りてまず焦ったのが、スマホだった。

SoftBankのアメリカ放題にしていたはずなのに、なぜかうまく接続できなかった。

知らない土地でスマホが使えない。

それだけでかなり不安になった。

しかも、Honoluluでの乗り継ぎは思っていた流れと全然違った。

一度外に出て、エレベーターで移動して、荷物を持ったまま次の手続きへ向かわなければならなかった。

さらに、果物検査のようなチェックもあった。

ようやく次のAlaska Airlinesのカウンターへ着いて、荷物を預けてラウンジで待とうと思っていた。

でもそこで言われたのは、

「荷物を預けられるのは出発の4時間前から」

ということだった。

次の便は夜。

つまり、それまで大きなスーツケース2つを持ったまま、10時間以上待たなければいけない。

しかも、思っていたようにラウンジに入ることもできなかった。

結局できたのは、空港のベンチに座ってひたすら待つことだけだった。

予定通りなら、今頃もう現地へ向かっているはずだった。

そう思うと、余計に気持ちが落ち着かなかった。

でも、この時もまだ移動は終わっていなかった。




(第3話へ続く)