2017年8月16日
私とカート君はバカでした。
8月17日
まだ、
大バカでした。
2009年9月26日
田舎暮らしをはじめて、
ちょうど１年がたったころ
ゆきちゃんを
迎えました。
迎えてしばらくは、
常に抱っこしてないと、
ないてました。
ヤギなんて、
触った事もなかったから、
ゆきちゃんの子育ては
試行錯誤の連続でした。
お転婆で
元気な
女の子でした。
ゆきちゃんを飼って分かったのは、
名前はもちろん、
ヤギは人の顔も犬も覚えるし、
言葉も覚えるし、
喜怒哀楽、
ものすごく感情が豊かだったこと。
そして
ゆきちゃんの
かもしだす、
穏やかな雰囲気は
私達をとても
穏やかな気持ちに
してくれ、
マンション暮らしの時には
感じた事のない
幸福感を
ものすごく、
感じました。
きっと、
ワンダーのお客さんも
ゆきちゃんが持つ
非日常的な雰囲気に
すごく癒されてたと思います。
ワンコにも
なれて、
年中
色んなワンコに会って
色んな人に声かけてもらって、
人が
大好きな
ゆきちゃんでした。
そして、
私達もゆきちゃんが
本当に大好きだった。
2017年8月18日
事の重大さに気がついた
バカ二人は、
獣医さんを呼びました。
時すでに遅し。
バカ二人は泣きました。
8月19日。
100%私達のせいで、
私達に命を奪われた、
可愛い白い子は
お空に引越しました。
ゆきちゃん、ごめんね。
わざとじゃないんだよ。
家畜じゃない。
ヤギじゃない。
ゆきちゃんは、
私達のペットで
大切な家族でした。
ゆきちゃん、
全然
元気だったのにね。
でもね、
父さんと母さんが
あなたの事大好きだったのは
嘘じゃないんだよ。
去年お家建設が
はじまってから、
ドックランよりも、
お庭よりも、なによりも
あなたのお家を
１番に作ったんだよ。
ゆきちゃん、新しいお家
気に入ってくれるかな〜
って
ワクワクドキドキ
だったんだよ。
石ころいっぱいいっぱい
拾って、
あなたの為に
牧草を植えたんだよ。
新しい場所に慣れるか
ゆきちゃんの事
すごくすごく
心配してたんだよ。
お引越の日は
軽トラ乗って〜って
思ってたけど、
「ゆきちゃん、可哀想じゃない？」
って、お友達が
車乗せてくれたんだよ。
ゆきちゃんは、
色んな人に
可愛がってもらってたんだよ。
そんなね、
愛されてたゆきちゃんの
まだまだあった未来を
消してしまって、
本当にごめんね。
看取るのは、
ただでさえ辛いのに、
それが自分達のせいって分かってた
私達は
その瞬間は
発狂しそうでした。
私は必死に
ゆきちゃんの胸を押して、
カート君は必死に
ゆきちゃんに
空気を送りこみました。
何度も何度も
名前を呼んで、
ごめんねっ
ゆきちゃん、ごめんねっ、
戻ってっ！！
て叫んでも、
私達の犯した間違いは、
帳消しにはならなかった。
今日
ワンダー地方は
雨だよ。
どんなに雨だって、
「ゆきちゃ〜ん！」って呼んだら、
ぴょこっと顔出したあなたは、
もういないんだね。
でも、ゆきちゃんは
お花畑に
いるんだよね。
おじ〜〜
たのんだよ
ちゃんと
仲良くね
サヨナラ
ゆきちゃん。
ほんの小さな、
ちょっとした判断ミスが、
どんなに慣れてると思っても、
ちょっとした油断が
大きな大きな過ちになり、
そして
取り返しのつかない事に
なるという事。
きっと
身を持って、
教えてくれたんだね。
大切な
命をあずかる私は
あなたが教えてくれた事、
絶対に絶対に
忘れないよ。
そして、
色々ある
私達だけども、
厳しい冬を毎年
乗り越えた
あなたのように、
強く生きていくよ
８年と２ヶ月の
ワンダーライフ
ありがとう。
そして、もし、
いつか
また逢えたら、
そして
私達を許してくれるのなら、
また
家族になろうね。
ゆきちゃん
可愛いゆきちゃん。
愛してるよ。
サヨナラ
ゆきちゃん。
バイバイ
もう、泣かない
おわり
おわり