数年前からワークライフバランスというコトバをよく耳にするようになりました。背景としては、過剰な労働時間によって私生活を犠牲にしてしまったり、ワーカホリック状態になり鬱になってしまうという事例が多発し社会的に問題となったためです。
会社によってはノー残業デーを設けたり、夜8時や10時を過ぎると電気が一斉消灯する取り組みなどが整備されてきています。また政府においても、カエルジャパンと称したキャンペーンが実施されており各企業や世の中に浸透してきています。
ただし、いざこのワークライフバランスを実践しようとすると逆に様々な弊害が出てきます。まずそもそも、今までの作業内容を確保しつつ作業時間を削減することから相当の効率性が求められることは確実です。例えば20年前に行っていた作業内容はITによって大幅に効率化できたと考えられますが、ITの発達が成熟している現代において、更なる効率化を求めることはハードルが高いように思えます。
また、強制的に仕事を放棄させることでせっかくのビジネスチャンスの機会を逃してしまう可能性もあります。
現状、多くの企業でもワークライフバランスの取り組みは実施しています。ただ残念ながらあまり制度としては有効に機能していないように思えます。そのため、個人的にはこの考え方自体には賛同できても実際の適用にはどちらかというと否定的です。
賛同できる点としては、無駄な時間は徹底的に省くこと自体には意味があるということです。空いた時間を有効に活用して社員の英語教育やその他のビジネスに活かせるスキルをアップさせる可能性が広がるからです。ただし効率化にも限界があるため、ノー残業デー等を導入したことにより逆にサービス残業など他の弊害が生じる危険性を感じます。
あまり嫌味とかは言いたくないのですが、このワークライフバランスの取り組みは一昔前の学校のゆとり教育の社会人版とみなしてしまうのは私だけでしょうか・・