おならの成分の1つであるメタンガスですが、これは温室効果の原因の1つになっている物質です。
メタンガスは現在、二酸化炭素についで2番目に温室効果をもたらす度合いの強い物質とされています。
そのうち二酸化炭素を抜いて1番目になるのではないかともいわれています。
おならの成分であるメタンガスにはそんな威力があったんですね
メタンガスは、酸素を嫌う嫌気性バクテリアによってつくられるガスです。
このバクテリアは、酸素の少ない水の中、その中でも特にヘドロのような泥の中を好むんだそうです。
なので、水田や湿地、水分の多いゴミ埋め立て地、動物の腹の奥や動物の糞にすみついています。
そして、有機物を分解するときに、メタンガスを放出しているのです。
どうしてメタンガスが増えてきているのかというと、人間が増えたこと、家畜が増えたこと、水田やゴミ埋め立て地などが増えたことが、大きな原因だといいます。
100年でおよそ1.8倍にもなっているんだそうです
このまま地球温暖化が進めば、カナダ、アラスカ、シベリアの永久凍土がとけ出して、大量のメタンガスを発生させ、さらに温暖化のスピードが上がるんだとか。
今のところメタンガスを減らす方法はないんだそうです