次の対策は、グループディスカッションです。

 

 

グループディスカッションの選考を突破するには、以下の能力を向上させる必要があります。

社会人になった今、学生のディスカッションに参加することがありますが、よく陥りやすいパターンというのが存在します。そこを意識してグループディスカッションに挑むだけでも、パフォーマンスがグッと変わることはよくあります。

 

20~30分程度という短い時間の中で、議論の方向性を定めて、一定解を合意する能力は、そもそもの頭の良さと高度なコミュニケーション能力が必要です。その意味で、グループディスカッションをさせると大体学生のレベル感がわかってしまうものです。

 

f(グループディスカッションの突破能力)=(場慣れ+議論を操るそもそもの言語能力×議論の文脈を読んで発言するコミュニケーション能力)×問題解決能力+背景知識

 

グループディスカッションの能力は上記のモデルで表現できます。

 

ここで、大事 なのは

  • 問題解決能力
  • 議論の文脈を読んで発言するコミュニケーション能力
になります。 
 
そして、背景知識が意外と盲点だったりします。というのも、ビジネス系のお題だと、そもそも基本的な財務諸表の指標がどういう関係になっていて、何を最終目的として議論を進めるべきかがわからないと、議論がめちゃくちゃな方向性に進んでしまいます。その意味で、最低限知識としてどのレベルの理解が選考前で求められているか、あるいは、知識としてあると選考を突破しやすいか、に関しても、次回以降の記事で述べます。
 
今回は以下の二点に焦点を絞って議論します。
  • 問題解決能力
そもそもの問題解決能力は、これまでの頭の使い方で差が明確にでます。それゆえ、この記事を読んだ方は今日から思考する癖をつけましょう。本来は書籍と講師(アドバイスをしてくれる人)を利用して3ヶ月~半年じっくりかけて養成するのが正解です(実際、某外資系コンサルティングファームもこの方法で新卒を半年間鍛え上げています。)が、そうは言っていられない方もいるので、その場合は如何にして身につけるかの実践編に重点を置いて話します。
 
まず、以下の書籍は黙ってAmazonでポチって買いましょう。
 

 
実はこの書籍を書いた方は、2005年卒か2006年卒の東大生(経済学部)です。このあたりの年は、今の採用状況と全然異なり、一社で10数人内定が出ることなんて考えられない時代でした。たしか、モニターグループというコンサルティングファームやブーズといった戦略系コンサルティングファームがあった時代です。それゆえ、新卒で内定が出たのは、業界通じて20数人というレベルの激戦でした。著者の方は、複数年勤務した後、東大の経済研究科の院へ行き、アメリカの博士課程(Ph.D)に合格して経済学者になっています。
 
なんでこういう情報を知っているかというと、東大には就職活動の時期になるとケース対策の一部の外資系コンサルに内定した東大生が、後輩に教える講座を行う伝統が一部ではあったりするのです。ちなみに、外部の方もコネクションがあれば参加でき、私もそこで徹底的に鍛え上げられました。
 
そこでの自習法の一部を紹介します。
 
実際の練習:
1. 10~15分自分の頭で考える(必ず時間を計ること)
2. 解説を読む
3. 筆者がどのような思考プロセスを辿って解を導いたのかを反芻する
4. どうようなお題が出た際に、何に着目して解を探すかのエッセンスを抽出する
 
だいたいこれで30分程度になります。
(近年フェルミ推定系の問題はコンサルティングファームで出なくなりました。Googleの人事部がフェルミ推定能力と業務遂行能力に相関性がないといったレポートをたしか4年前程度に出しています。しかし、この因数分解して概算値を掴む訓練は確実にやったほうがいいです。この規模感を把握できるかできないかの能力、数値と実態を把握するセンス、等、かなり役に立つ基本スキルが手に入ります。)
 
ただ、正直な話、これだけでの対策で外資系の最終インターンに残れるかというと、厳しいというのが正直なところです。ただ、日系の選考は確実に落ちないレベルになります。その点は、次の記事で書きます。
 
これを3ヶ月程度やると、だいたい30分/日×90日=2700分=45時間費やしたことになります。これが難関企業である外資系就活生のベーシックです。この後、「分析を行う際に何の変数に着目するのか」、「議論の視点をどこに置くか」、「仮説を置いて議論を進める」といったテクニックを磨いていきます。これに産業の常識が加わって、たぶんトップティアに内定がでる、といった感じです。
 
 
  • 議論の文脈を読んで発言するコミュニケーション能力
これは、俗に言う場数を踏みましょう。そもそもの問題解決能力が高ければ、アウトです。
 
じゃあ場数を踏めない私はどうなの?
 
と思った方もいるでしょう。実は、こうした議論型のコミュニケーションにはコツがあります。
GDで議論がかみ合わない、停滞している場合を打破するテクニックは以下です。(これはグローバルコミュニケーションとして英語の時でも利用できます)
 
まず、1:1や1:5の時の情報伝達に関して意識する点は2点。
・自分の発言の意図、背景情報を説明する
・相手の情報の意図を確認する、正確に把握する
 
自分が伝えたいメッセージが伝わっていない場合の多くは、情報格差からきます。頭のレベルが同じであれば、背景情報や発言の意図を明確に伝えましょう。賛成なのか、反対なのか、ポジションを明確にすることが大事です。
(とは言え、GDのような短い時間での議論だと、ポジションを明確にするより、以下の3点に注意して発言していれば、選考は通ることが多いです。ただ、最終選考では2~4日での議論が続くわけで、ポジションを明確にしてコミュニケーションすることが求められます。そして、ここで、上記の問題解決能力による差が出てくるわけです。)
 
GDの議論において、特に意識する点は3点。
・そもそもの前提条件を整理する、定義を確認する
・議論の方向性を示す
・議論の情報を整理して、チームの理解度を揃える
 
これだけで、まあ通ります(笑)
なぜなら、実際のビジネスの場においても、これが重要だからです。
 
 
これがグループディスカッションのエッセンスになります。
あとは練習してください。練習量が自分の自信に繋がります。
 
 
外資系就活において不安や相談がある場合は、遠慮なくコメントしてください。
自分の夢に向かって前進していきましょう!!