マンチェスター・UVSアーセナル 0-1 得点者:オーバメヤン(PK)

 

 

 リーグ開幕当初は打ち合いも多いプレミアリーグでしたが、ここ最近は割と落ち着いたでしょうか。と言うよりも、やはり過密日程の影響もあるのでしょうかね。毎回毎回、ガツガツやっていると選手たちも消耗します。ましてや、このリーグ、他の国と唯一違って交代人数が三人までと制限されています。ビッグクラブが有利になる為、といった理由だそうですが、まあ監督さんたちからもこのルールには批判が上がっていますね。どうなんでしょうね、確かにビッグクラブは選手層が他のクラブと違って厚いですから、有利になると言う側面もありますが、逆に言いますと、例えばリヴァプールのように怪我人が続出してしまうと、そもそも交代人数以前の問題にそもそもなって来てしまったりもしますし、難しい所だと思いますね。しかも、先ほども書いたようにプレミアは特に試合数が多いのでね。コロナ禍と言う事で、まあもう少しイギリスサッカー界も「固さ」を排除した方が良いような気もしますがね。さて、ユナイテッドがガナーズに敗北を喫しましたけども、なんでもホームのオールド・トラッフォードにて敗れると言う事態は相当久々と言う事で。アーセナルからすれば久々の快挙、逆にユナイテッドからすると久々の屈辱という感じでしょうか。まあ、内容だけ見ても自分はアーセナルに分があったように思えますね。どちらにそのチームとしての意思統一があったかと聞かれたら、やっぱりそれはアーセナル側だったと思います。PKのみの得点ではありますが、アーセナルの勝利は妥当な結果だったと思いますね。PKを与えたポグバが批判されていますけども、正直自分はポグバ一人の責任といった話じゃ、もう無いと思うんですよ笑。彼は彼なりに頑張っているんじゃないでしょうか。

 

 でも、頑張った所であのチームの出来だと先は見えているって言う印象じゃないでしょうかね笑。ポグバは確かにミラクルを起こせるだけのポテンシャルはありますが、ただメッシみたいな選手とは違って、たった一人で局面を打開してシュートまで、って言うような、そういうタイプの選手じゃないと思うんですね。つまり、彼を活かすにはやっぱり、彼の為の優れたチーム戦術が無いと、ハマって行かないんじゃないかと。とまあ、こんな事は今更言わなくても皆わかっている事だと思うんですが、わかっている事を実践すると言うのは、まあサッカーに限らず何でも意外と難しい事でね笑。簡単にできれば苦労はないって奴ですか笑。途中からB・フェルナンデスに代わって入ったファン・デ・ベークですが、彼の運動力は魅力的だと思いました。後半途中からでしたけども、積極的にペナルティエリア内に入って、攻撃参加を繰り返していました。単調な攻撃にプラスアルファをもたらす選手だったと思うんですね。彼が最近その新戦力として加わったのに、スタメン出場が全然無くてってことで、これまたユナイテッドが批判されていますけども、やはりB・フェルナンデスとポジションが被るとダメな物なのでしょうか。結構ユナイテッドは中盤の選手が豊富なんでしょうかね。今回はポグバ、B・フェルナンデス、フレッジ、マクトミネイでしたかね、ここらがスタメンでしたけども、このフレッジ&マクトミネイが言わば中盤の守備の根幹を担うと言う位置付けでしょうかね。ポグバとB・フェルナンデスのイマジネーションにあとは賭けると言うか笑。そんな戦い方でしょうかね笑。勇気を出してフレッジかマクトミネイのどちらかを、ファン・デ・ベークに変えるって言う選択肢はあり得ないんでしょうかね?あれだけ三人目の動きをしてくれる選手が最初からいると、それこそポグバやB・フェルナンデスの武器をもっと活かせるような気もしますが。

 

 ユナイテッドの監督でありますスールシャールは果たしていつまでこの座に居続けられますでしょうか笑。CLなんかじゃ、面白いくらい結果を残すんですよね笑。パリやライプツィヒと言った実力あるチームにも勝利したりするんですから、何か、この監督は「持ってる」んですよね笑。首の皮一枚で繋げるって言うか笑。でも、肝心のプレミアリーグじゃやっぱり芳しくない結果であります。OBも記者もサポーターも、もううんざりってのが正直な所だと思いますがね笑。先ほど書いたように、まあユナイテッド、別にその選手の質に恵まれてないわけじゃないと思うんですね。活きの良い若手もいますし、実力十分なタレントもいてね。でも、それを上手く活かすのがまあ言わば監督の役割ですが、正直その役割を放棄しているように見えますよね。なかなかこのスタイルで上まで上がって行くと言うのは難しいと思いますよ。逆にアーセナルなんかは、対照的な気がしますね。アーセナルはまあやってるサッカーは悪くないと思いますね。中盤での攻防なんかじゃ、アーセナルやっぱり出足が早いし、凄くその連携が取れているように見えました。まあ、後は本当に「決めるだけ」みたいなシーンがあったのでね。そこの精度こそ上がって行けば、自信を付けて見違えるような気もします。ただまあ、とは言えPKであったとしても、こういう試合でもちゃんと1点を守り抜いて勝利すると言うのも、大事な力ですがね。ですから、アーセナルは伸びしろが凄くあるチームだと思うんです。まだ落ち着いて見ていれば、化ける可能性が十分あるって言うか。それこそですね、試合中の監督の姿勢を見ていると、これ自体も対照的ですもん笑。片や、アルテタは常に立ち上がって選手たちに熱く指示を送っているし、片やスールシャールはただ座ってボーっと見ているだけって言う笑。まあ、あんまり表情を露にしない監督ってのもそりゃいますけど、はっきり言って、この結果じゃスールシャールにはオーラって物がないじゃないですか笑。本当にまあ、無観客試合で助かってると思いますよ笑。超満員の観客がいたら、その温度差がまた滑稽に映るでしょうからね笑。