マンチェスター・シティVSリヨン 1-3 得点者:コルネ、デブライネ、デンベレ、デンベレ

 

 

 19-20CL準々決勝の最後のカードがこちらの対決ですが、これまた天晴れでしたね笑。ちょっとこのラウンドでのカードは何処も波瀾万丈でありまして、自分の安易な予想はほとんど裏切られました笑。大方の予想はでもシティが圧倒的優勢だと思われていたはずですよね。そのタレントの層もそうですし、もちろん実績の上でもシティに分がある。リヨンは「伏兵」という立ち位置で臨んだはずですけどもね。前の試合でユーベに対しても勝利していたという自信があるのか、まあ「対シティ」という戦いに関して、文句ない戦いっぷりだったのではないでしょうか。まあ、おそらくリヨンサポーターも、正直ベスト4の席を勝ち取るとまでは思っていなかったような気もします笑。逆に言えば、シティサポーターからすると「またダメか…」とがっくりと肩を落としたんじゃないでしょうかね。リヨンはシティに対してやはり「奪ったら縦に速く」という、正に教科書通りの戦法を上手くこなしたと思うんです。得点シーンのどれを見ても、相手の一瞬の隙を突いて、少ないチャンスをものにする形でこの結果を出しました。正直、デブライネによるシティの同点弾が決まった際に過ったのは、アタランタVSパリの対決です。アタランタもギリギリまでリードを奪っていましたが、パリに同点にされるとやはり崩されてしまった。これがやはりクラブの土壌の差かなとはちょっと思ったのですが、リヨンはそこで大きく崩れることはなく、むしろ勝ち越し弾を奪うと言う展開を見せましたので、なかなかメンタルも侮れないチームだなと思いましたね。逆にシティは、決定機がスターリングに訪れましたけど、あれを外したのが運の尽きでしょうか。あれには目を疑いましたよ。ドイツW杯の日本代表の柳沢よろしくですね笑、ドフリーで受けたボールを天高く吹かすんですからね笑。まあ、どんな選手にもああいうミスがあるんだなと、ある意味教訓としては良いシーンだったかもしれません笑。

 

 リヨンのジャイアントキリングには恐れ入りましたが、正直シティが何故に毎度毎度、このベスト8と言うラウンドで姿を消すのかが、イマイチ理解しかねます笑。毎回「今季こそは~」と優勝候補には挙げられますからね。あのタレントのクオリティ、やってるサッカーの質を見れば、それはそうだと思うんですよ。しかし、もはや何か「噛ませ犬」的なクラブになっちゃっている気がします笑。まあ、ペップがバイエルンを率いていた頃からそうなのですが、この「対ペップのチーム」と言うのにはまず明確な攻略法があって、それは相手にパスを回させないって言うのと、もうすぐに奪ってカウンターって言う、これ鉄則なわけですよね笑。もちろん、その攻略法は口で言うのは簡単ですが、実行に移すのはそりゃ難しいわけですけどね。ペップからすれば、それは自分たちのチームにとって弱点であると言うのは、当然承知の上だと思います。でも、「策士、策に溺れる」って言うんでしょうか笑、どうもCLで彼らは本領を発揮できていない気がしますね。この試合でも、批判に晒されていますが、何故オープニングは3バックで挑んだのか、と言う事。いつもは、4-3-3という布陣がスタンダードのはずなのに、リヨンの3バックにあえて対応するように布陣を少し変えてきたと。結果論ですけども、慣れ親しんだ布陣で挑めば、もしかするとまあプレミアで見せるような、所謂いつも通りの「自分たちのサッカー」を冷静に行えたかもしれないんですよね。まあ、結局後半からその4-3-3に戻すわけですけど。ちょっと、こと「CL」という舞台において、ペップが迷走している感は否めない。もちろん、今季のCLはコロナ禍の影響から、一発勝負であったり、あるいはフランス勢は早々に国内リーグが中止されているわけで、この試合への準備が早くからできたという、色々な要素があってのこの結果だとは思いますけどもね。ただ、やっぱりどう考えても、このラウンドでリヨンが相手というのは、「恵まれていた」と言えると思います。そのチャンスすら物にできないわけで、ちょっと看過できない結果のような気がしますけどもね。

 

 

 と言う事で、ベスト4が出揃いました。PSG、ライプツィヒ、バイエルン、リヨンという顔触れになりましたね。準決勝のカードも、PSGVSライプツィヒ、バイエルンVSリヨンというカードに。ドイツ勢2つに、フランス勢2つと笑。ぶっちゃけ、奇妙な顔触れになったような気がします笑。これぞ正に、「異例」と言うかね笑。なんでも、スペイン勢、イングランド勢がベスト4に一つもないなんて言う事態は、相当久々の話らしいですよ笑。何か実際、この顔触れを見ますと、如何にも「ツウ」な顔触れですよね笑。サッカーを知らない人でも知っているようなクラブが、実はそんなに無いって言うか笑。レアル・マドリードとか、バルセロナとか、ユベントスとかね笑。本命が姿を消した形でしょうか。これぞ一発勝負の面白い所ですかね。実際、まずパリVSアタランタ、アトレティコVSライプツィヒも試合終了間際でのドラマがありましたし、バイエルンはバルサ相手に容赦なく大差を決めての突破。そしてシティと言う強豪を倒したリヨンと。どのカードもなかなか予想ができない展開を見せてきました。こうなってくると、準決勝もわからないとはなりますね笑。もう実際、はっきり言って、ライプツィヒやリヨンにも優勝の可能性が全然あるような気がしますね笑。でも、一つ言えることは、どのカードも面白い試合ではありましたね。一発勝負の「準決勝」となると、本当に気の抜けない対決が見れそうですよ。しかも、それがもう二日後に迫っていますから笑。楽しみですね。