チェルシーVSバイエルン 0-3 得点者:ニャブリ、ニャブリ、レヴァンドフスキ

 

 

 本日はこちらのカードを観戦しました。前半は非常に渋い対決に見えましたけども、終わってみると、アウェーのバイエルンが三発も決めると言う、快勝を収めましたね。結構これは意外と言えば意外な結果なのかなと。と言うのも、前半は両者譲らず、割と互角な様相を呈していたんですよね。むしろ、ホームのチェルシーの方が分があるかなと思えていたくらい。少なくとも、チェルシー側には特段問題は感じませんでした。直近のスパーズ戦の勝利の勢いを、そのままCLにもぶつけてきたかな、といった気合の入った印象を受けていたんですよね。しかし、後半にバタバタと崩れていった印象であります。バイエルンもコヴァチ監督から、フリック監督に代わって。新体制になってから初めて見たんですけども、やっぱりこのチーム強いですね笑。デイヴィスとか言うSBの選手も自分はたぶん初めて見たと思うんですけども、推進力があって脅威でしたね。なんでも、元々はウインガーだと言うことで。やっぱり、今のご時世、攻撃も守備もできることはもちろんですけど、相当な攻撃能力がSBには求められるんでしょう。三点目のレヴァンドフスキの得点も、彼の突破とアシストからのゴールでしたからね。

 

 チェルシーの監督であるランパードは試合後に、「現実を突きつけられた」と話したようですが、それは正に言い得て妙だと思います。非常に謙虚な答えだと思いますね。この三失点の上での敗北と言うので、自分もこのチームの「脆さ」を痛感しました。前半にてきっちりとバイエルンを守れていただけに、確かに後半、割と早い段階で点を決められてしまった。まあ、アスピリクエタが滑ってしまうなど、アクシデントがあったにしても、確かにショックなシーンですよ。でも、それを随分と引きずった感があったような気がしますね。確か3分後くらいにニャブリの二点目も決まったんですけど、あれも随分とあっさりな印象。ちょっと、チェルシーの守りに関する思考回路がストップしてしまった感じがあります。一人の選手に全員で行ってしまったりとか、冷静さを欠いていたように思います。「若さ」と言ってしまえば、非常に安易なんですけども、これ発展途上のクラブにはまあよく見る光景だと思います。それこそ勢いに乗れば止められないくらいのムードが出るんでしょうが、一度リズムが崩れると途端に自信を失ってしまい、気が急くばっかりに単発的な攻撃に終始してしまう。ピンチに陥ってしまった時、冷静になれないと言うのは、そのクラブの成熟度によるものだと思います。

 

 まあ、その隙を逃さずに追加点を奪ったバイエルンの抜け目なさも褒めるべきでしょうがね。敵地にて三得点は相当なアドバンテージだと思われます。チェルシーは試合終盤にはM・アロンソが退場と言うことで、まあ、散々な試合でしたね。さて、これがもしリヴァプールだったら、この三失点という悪夢のような結果であっても、「次、やるまでまだわからない」なんて思えたんでしょうが笑。ただ、この試合のチェルシーを見るとどうか。一つ言えるのは、先ほど書きましたように、一度ハマると怖いって言うのは言えると思うんです。例えば、次はバイエルンホームですけども、試合開始早々に一点目をもしチェルシーが奪えたりすると、実際試合はわからないと思いますね。まあもちろん、なかなかに厳しい条件であることに変わりはありませんが。ランパードがモチベーターとして若き選手たちにどれだけやる気を与えることができるのか、って言うのも非常に見所な感じはあります。次はM・アロンソが出れないし、ジョルジーニョも累積で出れないし、エイブラハムも負傷との報道ですし、ちょっとネガティブなニュースしか今のところないですけどね笑。逆にここまでやられると、チェルシー側は冷静になってできるかもしれない。どうせ失うものは無いと笑。はっきり言って、今季のチェルシーはCL優勝候補とは呼べません。だからこそ、チャレンジャー精神で2ndleg挑んでもらいたい。現実を突き付けられたのは結果もそうですけども、ランパード監督含めてもそうでしょう。