龍が如く ブラコンだけやないねんで | 満堂紅のブログ

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龍が如くそして真島吾朗を熱く語ろう







今回は「靖子」ちゃんについてです。彼女は「冴島大河」の妹なんですが、「実の妹」ではないんですね。












写真の女性が「靖子」ちゃんで、兄貴と二人神室町で暮らしていたんだけども・・ある日、兄貴が兄弟分の


「真島吾郎」と「カチコミ」かけに行ってしまってから、(実際には冴島大河が一人だけで突貫したんだけど)


一人残されてしまうんですが・・。














愛しい兄貴に会いたい一心で、「靖子」ちゃんは「葛城」というヤクザと取引しその交換条件として、人殺しをさせられるんですね。(あるいは現金1億円を用意すると言う条件もあったものの、そんな大金用立てられないと仕方なく殺しをしていたわけです←しかしながら、秋山のスカイファイナンスでなんと1億円借りることができて、あの殺しはなんやったん??な状態になったんです。)












そんな「人殺し」をしてまで会いたかった兄貴なんですが、「靖子」には「兄妹」という関係を越えた感情があったんではないかと思うんですね。ポイントになるのは「血のつながり」がないということなんです。










「靖子」は幼い頃「腎不全」を患い、死ぬかもしれない事態に陥り・・それをなんとかするために兄の大河は「靖子」の本当の父親をさがしだし・・、(彼女の父親は近江連合の極道。ちなみに冴島の兄さんと靖子はそれぞれ育ての親の「連れ子」同士。)











兄さんが家を飛び出し、靖子の父親探しに行ったのが15歳の頃。なんとか見つけたのものの、腎臓を提供する代わりに、3000万もの金を要求され、兄さんは金を稼ぐためにチンピラとストリートファイトに明け暮れるのですが、そんな兄さんに助け船を出したのが「笹井組」組長「笹井英樹」・・兄さんが言うところの


「笹井の親父」でした。笹井の親父は兄さんに組に入ることを条件に、3000万円を用立ててくれたワケです。




そんな兄の努力の甲斐あって、靖子は腎臓の移植を受けることができ・・生きながらえたという経緯があります。本当なら、死んでいた人間に「生きる喜び」を与えてくれた兄さんに靖子は、ずっとなにかの形で恩返しがしたいと思っていたんだろうなと思います。


(靖子は劇中、葛城に撃たれた後 「こんな形でしか恩返しできなくてごめんね」と言っています)




妹としてだけではなくて、「女」としての感情もあったんではないかな・・と思います。劇中、桐生の兄さんと出会うシーンがあるのですが、一体何故人殺しをしてまで兄貴に会いたいのかと桐生の兄さんが問いただすと、靖子は涙ながらにそのワケを告白するのですが桐生の兄さんは




「あんたはここで頭を冷やした方がいい」




と、突き放すんですね。このやりとりからも私は桐生の兄さんも靖子が冴島の兄さんに対してなみなみならぬ感情を抱いている・・と感じたのではないかと思うのです。(あくまでも私の勝手な想像ですが)




ところで、こういった背景があるが為に靖子ちゃんは「ブラコン」と呼ばれているようです。「ブラザーコンプレックス」のことですが、無理もないなと思います。しかも彼女は「ブラコン」からさらにそれを超越して、兄さんを妹としてではなく、「女」として愛していたんだろうなと・・・。




以前にも書きましたが、私自身一人っ子なので兄貴が欲しいと思っていましたのでこんな冴島の兄さんのようなカッコイイ頼れる兄貴がいたら、私も絶対「ブラコン」になってしまうと思います。




しかし・・兄さん結構不運なことが続いたから、今度こそ(次の物語があるとしたら)しあわせになってほしいな・・。とにかくもう「騙される」のはやめてほしい。いや、ホンマにもう裏切られるのはたくさんです。