龍が如く 冴島大河 月見野童話 | 満堂紅のブログ

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龍が如くそして真島吾朗を熱く語ろう





「龍が如く」には本筋の他に「サブストーリー」があるのは先刻ご承知とは思いますが、今回は

「冴島大河」のサブストーリーです。「4」と「5」どちらもなかなかにいいお話があって、どれも甲乙つけがたいのですが、


今回は「5」の「マッチ売りの少女」にしようと思います。(本当は「4」の「姉と弟」も加えたいんですが、ストーリーがまだ半分しか判明していないので。ちなみにpart1~4まであります)


「マッチ売りの少女」って、アンデルセンの童話ですがこちら「龍が如く」の方では少女が月見野の街角に立ち、マッチを売っています。何故そんなことをしているのかというと・・・。




「おじさん、マッチいかがですか?とても暖かいマッチです」




「いまどきマッチ売りやて?ほんまかいな・・。」


写真暗いですが、右側が冴島の兄さんです。こんな小さい女の子が街角でマッチを売ってることにちょっと驚いています。




わけを聞くと、お母さんが自分のために朝から夜遅くまで働いてくれている・・だから自分はお母さんにクリスマスプレゼントを買うために、こうやってマッチを売っていると言う少女の話に感心した「冴島の兄さん」は彼女からマッチを一個買うのですが、後日同じ場所を通りかかると・・。





少女が倒れているのを見つけます。駆け寄って少女を助ける兄さん。





身体が冷え切ってしまった少女に、温かい食べ物を渡して落ち着いた後わけを聞いてみると

あれからずっとマッチを売っているけれど、なかなか売れないというのを聞いた兄さんはあと「5個」

売りたいと言う彼女に協力することにし、一緒にマッチを売り歩くのですが・・。




こんな風に片っ端から通行人をつかまえて売り歩くんですが、喜んで買ってくれる人もいれば中にはなんか「脅迫」でもされたと勘違いしたのか、逃げていったりあるいはケンカを売ってきたりする人間もいたりするのですが




「通りすがりのマッチうりや、1箱100円なんやけどあんた買うてくれるやろ?」


で、こちらがケンカになった後のシーンですがここまで兄さんにぶちのめされて「いらんわ」なんて言えないやろうし・・(笑)(まあケンカ売って来たのはこの黒い服の男の方やけど)


こんな風に兄さんは通行人とケンカしたり、あるいは説得したりしながらついに5個売り切ります。




「おじさん、今ので5個めですっ」





ぜんぶ売り切ってお金ができた少女は、今度はお母さんへのプレゼントを買いに行きます。品物は

「ハンドクリーム」。某大型雑貨店まで兄さんは付き合うんですが、この少女がめちゃうらやましいですわ

兄さんと一緒にお買いものって・・。





ハンドクリームを選んでいるんでしょうね。兄さんが一緒なら、こんな小さい子が買物していても安心ですね。(ちなみに、マッチを売った通行人の中に中年の女性がいて、彼女は兄さんを誘拐犯ではないかと疑うシーンがあったりします・・まあ、確かに兄さん体ごついし・・一見こわもてな感じだけどさあ~誘拐犯はないよね~)





プレゼントを買った後、少女は


「お母さん喜んでくれるかな?」


と、問い


「当たり前や、お嬢ちゃんの心のこもったプレゼントやさかい・・これで寒い中マッチ売らんでもええな」


と、兄さんは答え・・。




少女は手伝ってくれた兄さんに感謝し、更に


「なんだか今日は、パパが帰ってきてくれたみたいだった」


少女のお父さんは既に病気で亡くなっていたので、どういう縁なのか偶然出会った兄さんとこうしてすごした間、彼女にとっては確かにお父さんが戻って来たみたいだと感じたのでしょうね。





「そうか?そしたらよかったわ・・・」


無事少女を手助けすることができた兄さんもよかったよかったと頷き・・。


「それじゃおじさん、メリークリスマス!!」


少女はそう声をかけると、帰って行くのでした・・。なんていうか、兄さんのサブストーリーにはこういった

親子とか兄弟とかといった「家族」をテーマにしたのが多いような気がします。兄さん自身、子供の頃に

両親が亡くなっていますしね・・。唯一の身内だった妹の「靖子」は「4」の時に亡くなってるし・・。


今回のこの「マッチ売りの少女」は「5」のサブの中でも、一番好きな物語ですね。これの次にはあれかな

「マタギの集落」の「家出息子」のサブですね。


次回、もしできそうなら「4」のサブ「親と子」にしようと思います。(これは兄さんがとあるアイドルのボディガードをする話です。)