鉄道省半田鉄道局

鉄道省半田鉄道局

1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

月曜日の夜から、いきなり過ごしやすい気温になりました。名古屋市内でも日中は酷暑ですが、夕方でもサウナのような蒸し暑さだったのが、普通の暑さに緩和した感じで、暑さのピークは越えたようです。

新製したギヤボックスの一応の完成姿です。それにしても大きなウォームですね。アイドラーの軸はやや斜めにしていますが、Φ2でボックスに垂直に明けた後で、キリで揉んで軸が(目分量で)斜めに=ウォームの進み角に平行に=なるようにしています。

エッチング板の2120形と2700形のランボードは、珊瑚キットの寸法をコピーしました。材料はt0.3リン青銅板です。

床板下板も、珊瑚パーツをコピーしました。2120形はt1.0、2700形はランボード縁が薄いのでt0.8としました。外形はミニサーキュラーソーで切り、内部の切り欠きは#1の歯の糸鋸でザクザクと切込みました。幅もパーツはプレスの捲れが出ていて28.1㎜位ですが、縁に角線を付けることを考えて、28.0㎜弱に仕上げました。

一刻も早く組み立てたいが、きょうはここまで。

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6

8月22~23日上京しました。新幹線も空いていましたが、東京も地獄の暑さでした。蝉も鳴いてはいるが、何となく密度が低いような。名古屋では聞けないミンミンゼミ、あと定番のニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシ、クマゼミが聞かれました。帰りの高速バスの足柄SAでは、前回聞けたヒグラシが、もう陽が落ちて聞かれず、かわりにコオロギ系の虫が鳴いており、猛暑の中で季節の進みを感じます。

1日目の鉄博では、ライブラリの前に展示物見学。毎回来ているので段々重箱の隅をつつく見学になります。弁慶号のキャブ下の蒸気ブレーキシリンダにキャブのブラケット、テンダ床板を観察。テンダ床板は木製ですが、段差が付いてます。吋尺を忘れてきたので手帳を当てて寸法を取りました。貨車でも鋼木合造台枠を鋼製に改造するのに、機関車はそのまま、っていうのも不思議です。

ライブラリーでは、成田鉄道の追加と、芸備鉄道のS2年以降買収までを調査しました。芸備では車両一覧表があって、貨車の製造年・製造所が明記されていて、推定を確定に変えることが出来ました。東京へ転進時、大宮でちょうど253系が来たので撮りました。この手の新型電車をワザワザ撮りに行ったりしなかったので、実は253系はこれが初めてです。

いつもは高価な都内を避け、千葉・横浜・埼玉に宿泊するのですが、今回は神田に泊まりました。この地の利を生かして、公文書館の開館前に、靖国神社を参拝。朝でも三々五々、参拝者が訪れます。

境内を、近所の高校?中学?の生徒さんが清掃奉仕活動を行っていました。非常に素晴らしいですね。このような活動を通じて、日本人としての意識が醸成されるものと思われます。英霊の皆さんも見守ってくれているに違いない。

公文書館では川越鉄道、そのほか各私鉄への鉄道省払下貨車を調査しました。この日は台湾?中国?から研究の方が利用されていました。年配の守衛さんが英語で案内。え、すごいね。もしかしたら前職は外資系の会社員だったかもしれませんね。

神田泊のもう一つのメリットは秋葉原に行けること。今回は千石電商で、模型工作用モーター180円(新品)、半田、1㎜ナット、2㎜ポリカナットを購入しました。ここ、ネジも充実してます。お盆休み後のためか、アキバも人出がややマイルドだったような印象でした。

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6

お盆休みが終わり、久々に会社に出社しましたが、猛暑が復活しました。エアコンの効いた職場で助かります。しかし宵の口には、草むらでコオロギが鳴き始めました。早く秋になって欲しいです。

2700形はサイドタンクが後方に寄っているので、ギヤボックスの上部を後方に寄るように、アイドラーを後方に配置しました。イコライザー支点のシャフトに干渉しないよう、このような変則的な形状に直しました。

アイドラーを組み込んで回転具合を見ます。アイドラーはポーランドの「KK Produkcja(ul Krzywa 29 Swierzowa PL-38-457 Zrecin)」から通販で購入した、歯数17、M0.4のものです。歯数17であれば、噛み合う相手が34以外は、他のギヤと”互いに疎”になると考えたものです。Φ2シャフトの取り付け部はキリを斜めに当てて揉んで、ウォームホィールの捻じれ角に合せて斜めに追従するようにしてあります。

モーターは秋葉原の千石電商で買った中古モーターです。これに巨大な?だるまやのウォームを、Φ2.4-1.5真鍮パイプを介して取り付けます。ボール紙を軸にかぶせてあるのは、真鍮パイプを半田付けする際、フラックスがモーターに入らないようにするための保護のためです。

モーター取付板はt1板とし、ギヤボックスへの取り付けは、強固にするため取付板に洋白帯板の下をろう付けしたものを、ギヤボックスの段差にきっちり嵌め、半田を十分流すようにしました。

アイドラーの軸の位置決めは、ケガキ+ポンチ程度です。軸距離がマイナスになると歯が競ってしまうので、若干+気味の位置に穴あけする程度で、うまく噛み合っています。

ギヤボックス+モーターが4台とも付いたので、次回はいよいよ上回りにかかります。

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6

8月13・14日は貨車研究の原稿書きや、某所での模型作品展示の準備に追われました。幸い、暑さもそれ程でもなく助かりましたが、終戦の日15日はまた猛暑が復活で汗だくの作業になりました。Youtubeで靖国神社がすごい数の参拝客だったということで、日本人が国民意識を取り戻して来たようで、嬉しいです。私の大叔父(海軍主計少佐)、曾祖父(日露戦争軍医)、親族(西南戦争)も祀られております。次回上京の際には、是非お参りしたいと思います。

下回りに目途が付いたのでギヤボックスにかかります。キットの方は、秋葉原モーターを付けるためt1.5板でアダプターを作りました。この秋葉原モーターFKH050もこのB6用2個で在庫切れです。

機関車に装着しました。スムーズに回転します。当たり前か。モーターの取付が90°違っていますが、床上の状況でどうするか決めます。反力受けも付けないといけません。モーターの青マジックは、アース側の目印です。

エッチング板2120形と2700形はギヤボックスの自作が必要です。例によってポーランド購入ギヤを斜めに配置する”スキューアイドラー”方式を取ります。アイドラーを直上に配置するとモーター中心が高過ぎてしまうので、3㎜強、オフセットして嚙み合い位置を下げます。また、最近ボックス本体は銀ろう付けで組み立てて来ましたが、今回は融点がやや高く強度が出る鉛フリー半田で組み立てました。

明日、お盆休み最終日は模型展示作業に出かけ、午後は貨車研究ミーティングなので、工作は夜になります。

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6

お盆休みも中日です。9連休もあると流石に長いです。朝7時起き、8時活動開始で24時まで、だといくら趣味、模型が出来るとはいえ、全部を集中してできませんね。Youtubeを聞きながら、時折写真をスキャンしたりのながら作業です。労働時間8時間、というのは人間の生理上、理にかなっているように思えます。

2700形はブレーキを動輪押え板に付けるので、前部排障器とブレーキシリンダの取付と、イコライザー上部の修正のみです。

2120形は、珊瑚の2500形ブレーキシュウとしましたが、取付が厄介です。パーツはハンガーの上端にボスがあるので、台枠にΦ2-1.2パイプを立て、そこに差し込むようにしました。

取付位置は、珊瑚B6キットの位置を合せました。しかし、シュウとハンガーの関係が異なるのか(シュウがハンガーに対し前かがみ)、キットがハンガーがほぼ垂直になるのに、こちらはこんな姿勢にしないと合わないのです。特に第一動輪用は、取付位置がシリンダーに被ってしまいました。ブレーキハンガー上端とシリンダ前板双方を削る羽目に。うーん、自作した方が良かったかな?

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6