前回は、肝転移の話題を記事にしましたが、今回は、「骨転移」です。
罹患判明当初の骨転移は正直、「ひどい」状態でした
たぶん、妊娠していなかったら、ここまで我慢することは、なかったと思います(長女には何の罪もありません)
長女を身ごもった妊娠後期から、腰、骨盤から太ももにかけて激痛が走り、まったくの身動きができない状態に・・・。
1ミリでも身体を動かすことによる、あまりの痛みに、常時、恐怖と実際に痛くなると、ぐっとこらえながらも、ずっと泣いてました
後に、多発性骨転移が原因とわかるのですが、CTの結果では、骨盤の広範囲、腰椎、胸骨に転移が認められ、特に左骨盤の大部分が溶解=癌細胞に置き換わっている状態
状況を把握したときは、絶望感でいっぱいでしたが、主治医いわく、QOLは下がるけど、骨転移自体が奥さんの命を奪うことはないと説明されたことを覚えています。
さらにひどくなると、血液中にカルシウムがもれ出る、高カルシウム血症の心配がありますが、そこまでには至っておらず、まずは、分子標的薬(ハーセプチン)と抗癌剤(パクリタキセル)で、癌細胞の活動を抑えましょう、でした。
骨転移は、明らかな「痛み」が生じて、QOLが下がる大きな要因となりますが、生命を脅かすものではない、が当時の妻の場合の理解でした。
でも、1秒でも早く、その痛みをなんとかしてあげてほしいが、切なる願いでしたけどね
もずく