栄枯盛衰 | 昭和を懐古する部屋(パニック障害と共に歩むじじぃの話)

プロ野球の後半戦が始まりましたが,豪雨災害の影響で試合日程が変更となった我が広島カープは,なんとか幸先の良いスタートを切れました.やれやれ.

 

前回,昭和のラグビーをネタにして,“現状に胡坐をかいていると,とんでもないことになる”という栄枯盛衰な話をしたのですが,ふと我がカープのことが頭をよぎったのです.現在は,明らかに何度目かの黄金期を迎えているのですが,いろいろな栄枯盛衰を見てきたおじさんともなると,“さて,いつまで続くのかな?”といった,斜に構えた目で見てしまうのです.そーゆー意味では,歳を重ねるって,イヤだねぇー(あっ,でもイイこともあるんだよ).

 

ということで,生死に係わるような猛暑の中,激バテ状態なので,昭和で記憶に残る栄枯盛衰な出来事を解説抜き(する能力なし)で簡単に列挙したいと思います.

 

第1位:日本経済

おッ,誰でも思いつくことを,これ見よがしに持ってきましたな.しかし,バブル前夜の昭和58に社会人となった昭和おやじにとって,これは外せません.全てが右肩上がりで,最大公約数の人が希望に満ちていましたなぁ(遠い目).なんとかミクスのまやかしはもぉ飽きたので,今度はバブル抜きで,早く復活して欲すぃ.

 

第2位:日本航空

国策で赤字路線を拡大して,国策に胡座をかいて破綻して,国策で復活しました.こんなのが競争相手になると,たまらんですね.

 

第3位:プロレス

全日本プロレス(日本テレビ),新日本プロレス(テレビ朝日),ついでに国際プロレス(テレビ東京)と,中学生の頃から大学2年まで飽きずに見ましたね.かっこ内は,各団体の担当テレビ局です.小学生の頃,(たぶん)NWA世界ヘビー級王座タイトルを奪取して羽田空港に凱旋帰国したジャイアント馬場さんを,8時のテレビニュースで放映していましたから.それが今や,ってな状態です.

 

第4位:男子ゴルフ

イヤ,片山プロが話題になったから取り上げたのではないですよ!昭和の全盛期の頃から,“なんでこんなもの見るんだろう,うちの父は”と思っていました.父がゴルフを好きだったんですよねー.当時は,プロ達の態度の悪さがテレビ画面からにじみ出ているのが,子供でも分かりましたから.もはや,石川・松山人気に頼るしかない.

 

第5位:今治タオル

モリカケ疑惑で世間の嘲笑を浴びた今治市ですが(まぁ,気にしていないでしょうね),昭和40年代,全国生産量の9割を占め,地元高校の甲子園出場時にはタオルを前面に押し出して大応援団を繰り出していましたが,昭和50年代に安価な中国産の登場で需要が急落.品質は価格に勝てなかったのです.まぁ,そーゆー時代だった.愛媛産の昭和おやじは,この今治タオルが復活することはまず不可能だろうと思っていましたが,見事奇跡の復活(日本航空とは違います).詳細はこの本で(佐藤可士和:今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略)

 

こーして見ると,イイ話は“今治タオル”だけだったなぁ.なんかスマンです!涼しくなって頭が復活して,広島が優勝していたら,広島ネタでもう一回やろーっと.