部活の監督達 | 昭和を懐古する部屋

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日大アメフト部の危険タックル問題,大事になってきましたなぁ.予想通り,大学側は「選手は監督の指示を誤解した」との声明を出しましたなぁ.“該当の選手が悪い”と言っているようなもんです.本日は傑作西部劇“ワイルド・バンチ”を懐古しようと思っていたのですが,この一連の報道で昔のイヤーな記憶が蘇ってきたので,急遽予定を変更します.ワイルド・バンチの懐古は次回に.アッ,愉快な記憶ではないので,ご容赦を.

 

昭和おやじは高校生の時(昭和50年代),ラグビーをやっておりました.今では信じられないことですが,サッカーより遥かに人気があったのです.若者の皆さん,ホントに信じられんでしょー.不思議なことに,代表が強かったわけではありません.いつもテストマッチは惨敗していました.ふしぎやー.今でも理解できん.

 

ってなことは置いておいて,今日の話です.2年の時,地元(愛媛)の全国大会常連校に出向いて練習試合を行いました.N高校としましょうか.我がチームとは実力差があり,まぁ,胸を借りに行ったんですね.N高校はベストメンバーではないものの,顔ぶれからして1.5軍といったところで,それでも実力差は相当あるはずでした.

 

ところがところが,予想通り敵の攻撃は鋭く点を取られるものの,何故か我がチームも珍しく攻撃は絶好調で,野球に例えると,締まりのない乱打戦の点取り合戦になったのです.で,何と同点で前半を終え,ハーフタイムを迎えたのです.我がチームは意気揚々とベンチに引き上げ,後半へ向けてちょっとした打ち合わせand確認を行い,リラックスしておりました.

 

N高校はといえば,監督を中心にベンチ前で円陣を組み,なにやら説教のようなものが始まっておりました.もちろん詳細は聞き取れませんが,雰囲気で分かりましたね.ひょっとして,どこかのバカ首相のように“こんなチームに負けるわけには・・・・”みたいなことを言っていたのかもしれません(まぁ,後付けの想像です).

 

っと思いきや突然,N高校の円陣が崩れたのです.何かと思えば,2,3の選手(たぶん主力選手)に対して監督が平手打ちを始めたのです.それも複数回ですよ.平手打ちというよりも,手首の関節付近を使ったいわゆる“掌底打ち”でしたね.これは,ハッキリと記憶しております.想像を超えるシーンって,脳裏に刻まれるんですな.

 

当時は,指導の一環として平手打ち程度は普通にあるだろうな,と思っておりましたが(伝説の実話ドラマスクールウォーズしかり.今思うと,人の常識って怖いね),まさか,たかだか練習試合程度で,しかもハーフタイムに,対戦チームの面前で制裁が始まるとは全く想像もしなかった.この,対戦チームの面前で平手打ちを始めるってなことが,N高校とは別のチームですが,さらにもう一度ありました.

 

今回の日大のような“裏で選手をそそのかす”よりはマシなことなのかもしれませんが(その発想がアウトかな),当時は,暴力を用いないとまともに指導できない,そんな唾棄すべきサイテーな似非指導者がホントに多かった.昔はもとより今でも,少年野球チームなんかでは,敵味方を問わず言葉(の暴力)でプレッシャーをかける連中を実際に目にします.

 

我が孫には,そんな連中と関わり合いにならないよう常々目を配らんといかんなぁ,と思う今日この頃です.そんな連中との出会いで得るものは何もなく,反面教師と考えるしかないということは悲劇です.

 

何はともあれ,実名と顔を公表して,前面に出て謝罪した日大の選手に幸あれ!