大草原の小さな家 | 昭和を懐古する部屋

昭和を懐古する部屋

ブログの説明を入力します。

昭和40年代の小学生当時,週末の一家団欒と言えば,日曜18:30から“サザエさん”を見ながら食卓を囲む,これこそが正統なる日本国民(なんか,アブナイ奴だな)の正しい週末の過ごし方であったと思いますが,昭和おやじにとってサザエさんとは,楽しい休日の終了を奏でるレクイエム(用法は合ってるかな)でした.

 

カツオがいくら知恵を絞っていたずらしようが,こちとらのテンションは上がりませんでしたね.サザエさんシンドローム(聞いたことある?昭和の死語)ですよ.昭和おやじは,小学生の頃から感染していたのです.

 

むしろ,土曜18:00からの“大草原の小さな家”シリーズ,こちらが楽しみでしたね.当時のサラリーマンの休みは日曜のみ(うゎ,とてもそんなの無理)で,土曜の18:00だと父親不在の場合も多く,一家団欒ではありませんが,チャンネル権のない子供にとってはそちらの方が好都合で,ストレスなく気ままに見ていた記憶があります.昨年から,CS衛星放送のFOXクラシックで全シリーズを繰り返し最放映しており,気が向いたときに懐かしく懐古(ありゃ,腹痛が痛い,みたい)している最中でございます.

 

もう50年近く前の事なのに,けっこう記憶がハッキリしており,まだまだ頭は大丈夫だと意を強くしておりますです.Wikipediaによると「世界中のどこかで,必ず放映されている」作品だとのこと.概ねハッピーエンドなのですが,稀に,メアリーの失明,人種差別問題,農民と大企業との確執など,かなりシビアーな話もあり,社会問題の提起にも余念がありません.

 

父役のマイケル・ランドンはあくまで強く頼りになり,母役のカレン・グラッスルはあくまで優しく気丈な存在であり,アメリカの理想的な家族像だったのでしょう.まぁ,全世界共通だとは思いますが,なかなかそう上手くは行かないですなぁ.少なくとも昭和おやじは,とってもマイケル・ランドンのような父親にはなれません(でした.確定済み).

 

理想のインガルス夫妻,まずはマイケル()とカレン()

 

そして衝撃のラストを迎えるのですが,見た記憶がありません.最終話の放映当時(1984年),昭和おやじも既に23で社会人となっており,正直,シーズン6当たりからは見た記憶がないのです.たぶん見ていないですね.ネタバレは避けたいのでサラッと書きますが,「資本家vs農民」というシリーズ連載中に何度か扱われたエピソードが題材で,せつなくも,しかし爽快なラストシーンでした.

 

なので,後半のシーズンは懐古ではなく,新作を見るような気分で視聴しております.

 

しかしこのドラマ,心があったまるわぁ.