昭和の悪役7,ヤン・スエさん | 昭和を懐古する部屋

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本日は久々に,昭和の悪役シリーズを行ってみよー.今回フォーカスするのは,当ブログ初の外国人俳優,香港が生んだ世紀の悪役カンフースターヤン・スエさんです.カンフー映画は悪逆非道なストーリーを売りにするわけではないので,悪役と言うよりは敵役と言った方が適切かと思いますが,まぁ,主役を引き立てる役ですね.

迫力のヤン・スエさん↓

 

最も知名度の高い役は,当然のことながら,あの伝説のスター,ブルース・リー主演の燃えよドラゴンにおける敵役のボロでしょう.どうでもイイ話ですが,カンフー映画が日本を席巻した中学生当時,“ブルー・スリー”だと思っていました(ホント,どうでもイイ話で失礼).

燃えよドラゴンにて,ブルース・リーとのツーショット↓

昭和最強のショットでしょう

 

かなりインパクトのある画像だと思いますが,映画では以外にもアッサリとのされてしまいました.それも,主役のブルース・リーにではなく,準主役のジョン・サクソンにです(この人のこと,他の映画であまり見た記憶がないのですよね).

ボロをあっさりとのしたジョン・サクソン↓

かっこエエー!

 

ヤン・スエさんの存在感が圧倒的なために,逆に,ブルース・リーとのからみを避けられたのでは,等とうがった見方をしてしまうほどです(ちょっと,言い過ぎかな?でも,そう思わせてしまいます).しかーし,昭和おやじにとってヤン・スエさんと言えば,光燦然と輝くあの昭和刑事ドラマの金字塔,“Gメン75”の看板シリーズの一つ香港カラテシリーズでの殺し屋役でしょう.

 

特に名前はないようです.概ね1シリーズ2話構成で,Wikipediaによると計7シリーズありました.何度殺されても不死鳥のように(別の配役で)蘇る,まさに不死身の男です(ただ,素手で対戦していますので,殺されたという証拠はありませんが).

香港カラテシリーズ↓

何度見ても飽きないのぉ

 

倉田保昭さん,宮内洋さん(仮面ライダーV3)らの宿敵ですが,まぁやはり,倉田さんが対戦者の筆頭でしょう.登場時における筋肉のきしむ音が効果的で,こんなのが出てきたら勝てません.シリーズのテーマ曲も出色ですが(ココ),香港カラテシリーズはヤン・スエさんあってのシリーズだったと思います.

 

そして,なんと言ってもこのヤンさん,カンフーで敵と対峙するときのオリジナリティ溢れる独特の型を編み出しています.名付けて“あっち向いてホイ拳法(この名はパクリです)”です(ココ).そうです,敵と戦う時に脇見をして,相手の動きを見ていないのです.

 

常にヤンさん,余裕をぶっこいているのですが,この独特の型が昭和おやじのツボに嵌りまして,もぉ何度見てもぜんぜーん飽きません.おそらく,同じ想いの方も多いのでは?時代劇の往年の名斬られ役で,独特の斬られ型を編み出した福本清三さんを連想します.

 

何をするにもオリジナリティって大事なのです(これから世に出る若者の皆さん,ここ超重要ですよ.世間一般では,勉強ができるよりも,オリジナリティの方が評価されるのです,ただし公務員は別).

 

そんなヤンさん,キャリア終盤ではハリウッドに進出して,ジャン・クロード・バンダムと超人対決などをしておられました.つい最近も拝見しましたが,いつまでも若いですゎ.あー,香港カラテシリーズ,また再放送しないかなぁ.