これからはこの新ブログを更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!
このブログではハーバード・ビジネス・スクールでの生活のほかにも、CFAのことやアメリカでのキャリアについても引き続き書いていきたいと思っています。
約1年前のエントリーをあとに、そのまま放置されていたこの哀れなブログ。
今回、タイトルを一新して再開!といきたいところですが、
このブログはここで休止して、新しいブログを立ち上げることにしました。
というのも、ここ数年ほどいろんなライフイベントがあり、
このブログを書いていたときの自分と今の私はかなり違うからです。
具体的には・・
①NYのあと、2008年にまたカリフォルニアに引っ越してました。もうWallStreet勤務ではないのです。
②この夏からビジネススクールに通います。ボストンのハーバードビジネススクールです。
(昨年合格していたのですが、ビザ関係の問題で入学を1年先延ばしすることになりました。)
③結婚しました♪
などなどです。
新しいブログはまだ立ち上げていないのですが、そのブログのテーマは、
・ハーバードビジネススクールでの生活について
・ボストンでの生活について
・アメリカでのキャリアについて(もう前職を退職しているので、これまで経験したことなど結構ざっくばらんに話せたり、論じたりできそうです)
・最近興味を持っているクリーンテック分野について
などなどです。
新ブログを立ち上げる際にはこのブログにもリンクをつけますので、
もしご興味があるかたはご覧ください!
あともうひとつ、この1年ほどぼちぼちと更新してきた別ブログがあるので、それもリンクしたいと思います。
少し前に、とある目標に向かってここ1年走り続けてきたと書きましたが、
その目標を達成しました!!
目標というのはアメリカのトップビジネススクールへの入学です。
そして、第一志望校を含む複数の学校に合格しました!
この夏からまた東海岸に舞い戻り、学生としての新生活をスタートさせます。
また詳しいことについては、別の機会に書きたいと思いますが、
とりあえず報告まで!
いや~~~、Eliot Spitzerの件は本当~~に残念。
今までの独善的なやり方が祟ったという感じで、WSJなどでめたくそにたたかれているけど、
でも、私の中ではなんとなくヒーローだったから、すっごくショッキングでした。
なんというか、善悪の問題よりも、
これまで築き上げてきたものが、こういうことでザ~~~ッとかき消されてしまう・・・
いや、過去だけでなく、未来の可能性も消されてしまう・・・ということについて、
とてつもない怖さを感じたのです。
コメントくださった方、どうもありがとうございます!
CFAが終わった途端、不定期になってしまったこのブログ・・・ですが、今後も続けていきたいとおもうので、どうぞよろしく!
実はここ1年間ぐらい、ある目標に向かって走り続けてきました。
長くて、けっこう暗い道のりでした。
時には前進しているのかどうかも分からない感じで、道に迷うこともありました。
それが、もうすぐ、ようやくゴールが見えてきそうな感じです。
あと数週間ほどでこの長い旅も終わります。
そのときに良い報告をできたら・・・と思っています。
久しぶりのブログ!
って、、、、最後の更新から1年もたっている!!!
時がたつのは早いですね・・。
2007年はいろいろとありました。
2005年、2006年といろんな場所を駆けずり回っていましたが、2007年も負けず劣らずいろいろと駆けずり回ってました。
まあ、いろいろとあって、現在は特別なプロジェクトに携わるためにカリフォルニアで働いてます。
久しぶりのカリフォルニアライフを満喫してます!
また、気が向いたら更新するのでまっていてね。
どのぐらいの人が読んでいてくれているのかわからないけど、
もっとたくさん更新して~!という人はどうぞコメント欄に愛の言葉を投げかけてください☆
そしたら、まめに更新します!
社内で新しい部署で働くことになった。
同じ社内だけれど、仕事内容は今の仕事とはかなり異なるので、転職のような気分だ。
アメリカの会社の多くは、いったん入社すると、そのとき入った部署、ラインの中で昇進していくことが多い。
巨大企業の中にはマネジメント養成プログラムとして、さまざまな部署をローテンションするところもあるが、
多くの場合は、同じ部署の中で、どんどん責任のある仕事を任されて昇進していくかたちだ。
私は、今の会社に入社してからもうすぐ5年たつけれど、これまで同じ部署内で働いてきた。
部署内にもいろいろなチームがあり、その中をいろいろと動いてきた。
今の仕事は楽しいし、まだ成長の機会はあると思っているが、ラーニング・カーブはやはり緩やかになってきたのは否めなかった。
そこで、別の部署で、全く新しいことを学んでみたい、と思った。それによって、全く別の視点でビジネスを学ぶことができれば、と思った。20代のうちにできるだけ多様な経験をつんでみたいとおもった。
そんな風に悶々としていたときに、Women's Dinnerという、会社の20-30代の女性を20人ぐらい集めたお食事会に誘われた。
会社の女性Managing Director3人が発起者となり、キャリア志向の(?)後輩女性達を集めて励まそうというのが狙いのようだった。彼女らが自分の経歴や、キャリア上のチャレンジなどについて語っている中、一人のMDがこう話した。
「20代では、ひとつの部署、仕事にはまらないで、できる限りいろんな経験をつむようにしなさい。それが後々あなたのキャリアに大きな意味を持ってくるわよ。」
そして、自分が20-30代のときにしたいろいろな仕事が今いかに役立っているか、ということを実例を挙げて話した。
この話にはっとさせられた。
帰りの電車で、同じ方面に住んでいる同僚と語り合った。
お互いその話にはっとさせられ、「社内での機会を模索してみるべきだね」と励ましあった。
そのとき、「移るなら、あの仕事がいいな」と思える仕事が胸にあった。
次の日、会社のラウンジでちょっとしたパーティがあった。
なんとラッキーなことに、やってみたいと思っていた仕事の部署のヘッドの人がいるではないか。
以前も2,3回話したことがあったのだけれど、思い切って話しかけてみた。
そして、「あなたの部署にとても興味があるのだけれど、何か機会はあるでしょうか」と聞いてみた。
もちろんまわりに気づかれないように!
すると、彼の部下のチームで人を募集しているかもしれない、という。詳しい情報が分かったら教えるよと。
それがきっかけだった。
それから2,3週間後には社内のインタビューをいくつかすませ、部署移行が内定したのだ。
そして、これから新しい仕事の研修のために1週間カリフォルニアに行ってくる。
久しぶりに戻るカルフォルニアのオフィス。
そこで働いていたときには、まさか自分がそのポジションで働けるとは全く思ってもみなかったのに。
まだ不思議で信じがたい。
新しく同僚となる人に、新しい仕事で参考となる本をいくつか教えてもらい、即アマゾンで購入した。
分厚い数百ページの、教科書のような本だ。
まだぱらぱらとしか見ていないが、行きの飛行機の中でがむしゃらに読もう、と思っている。
今までキャリア上の変局点というのはいくつかあったが、今回のはかなり大きいぞ、と思っている。
そして、久しぶりに感じているこのドキドキ感を楽しんでいる。
ニューヨークに住んでいると、タクシーを使う頻度がかなり高くなる。
理由はいくつかある。
まず、日本のタクシーよりも安い(初乗り2.5ドル)から気軽に乗れること。
目的地まで行くには地下鉄をいくつも乗り継がなければならない場合。(とくに横方向に走っている地下鉄ラインはあまりない)
急いでいるとき。(NYの地下鉄の時刻表はあてにならないし、突然運休になることがしばしばある)
などなど。
NYCのタクシードライバーのほとんどが移民である。
世界中のいろんなところから集まってきた人たちだ。
私はタクシーに乗るといつも彼らに話しかけ、彼らの国についていろいろ話を聞くことにしている。
タクシーに乗っている、ちょっとした時間が、地理・歴史の勉強室と化すのだ。
まずドライバーの人種としては、インド系、パキスタン系が非常に多い。
次に中東系、アフリカ系。
中国系はたまーに見る程度。
白人のようだなと思うと、大体がロシア系とか東欧系。
アメリカで生まれ育ってNYCでタクシードライバーをしているという人にはいままであったことがない。
しかし、アメリカの地方都市に行くと白人アメリカ人ドライバーはそこらじゅうに溢れているのだが。
かれらタクシードライバーはほとんどみなFriendlyで話好きで、母国への愛がみなぎっている。
話をしていて「どこから来たの?」と聞くと、プライドを持って母国について語り始める。
そのうち、ドライバーの苦労話へとつながることがしばしば。
ほとんどが20代前半にアメリカに希望と期待を胸にやってきた。
それから10数年の紆余曲折を得て、いまはタクシードライバーなんだ、という話をしみじみとするのだ。
「故郷の母ちゃんにはタクシードライバーやっているなんて知らせてないさ。自分のビジネスをうまくやってるって話してるんだ。だって、母ちゃんを失望させたくないもの・・」
人生論や宗教について話しだす人もいる。
タクシー業界の仕組みについても聞いてみた。
NYCには市から営業権を得たタクシー会社がいくつもある。(営業権を手に入れるにはオークションで3000万円ぐらいのお金を払うとか)
そのタクシー会社は規格どおりのイエロー・キャブをいくつも保有していて、タクシードライバー達にリース貸しをする。
私が話を聞いた人によると、リース料は週650ドルぐらい。
これを昼シフトと夜シフトの2人組みで負担する。(夜シフトはちょっと少なめに負担)
だから一人当たり週300-350ドルをリース料に当てる。
お客さんから得たタクシー料金とチップは全て自分の懐に入るわけだが、このリース料金や石油代などを引くと残りはわずかだとか。
最近は、インドと中東にとても興味があるので、彼らの国についていろいろと質問をしたりしている。
これらの地域に旅行に行きたいので、旅の前にいろいろと知識を得ておこうと思って。
と、まあ、NYCのタクシーは異文化体験ができるとても素敵な空間であります!
高校時代のヒーローといえばノビーとケンであった。
といって分かる人、どれぐらいいるかしら?
私は高校時代、ミニスカートにルーズソックス、部活にうちこみ、カラオケ大好きという、90年代後半の典型的な高校生であったが、17歳ごろにはたと自分の中で何かが変わったような感触を覚えた。
いまでもぼおっとだけれど、覚えているその不思議な感覚。
その頃、社会・経済・国際関係の本を大量に読み始めだした。
それまでそのような真面目な本をあまり読んでいなかったから、読む本何もかもが新鮮で刺激的だったのを覚えている。
特に落合信彦と大前研一の本に非常に感化を受けていた。
そう、ノビーとケンとか彼らのことである。彼らの著書を読んだことがある人ならピンとくるだろう。
特に大前研一の『世界の見方・考え方』を読んだときの衝撃は今も感覚として覚えている。
何か世界観が急に変わった気がしたのだ。
それから数年後、同じ本をぱらっと読んでみたが、特に何も感じなかった。
やはり、何の予備知識もない、まっさらな状態のところで読んだ本だったから、その衝撃が大きかったんだろう。
それから類書をいろいろ読んだから、読むたびに新鮮度は落ちていったわけだ。
また高校時代に落合信彦の『アメリカよ、アメリカよ』を読んだときの感動も忘れられない。
「え、こんな日本人留学生がいるなんて!」とレジェンダリー・ジャップとよばれていたノビーにあこがれたものだ。
それから彼の「若者に活を入れる系」の本をいくつも読んでいったが、やはり読むごとに新鮮度は落ちていくものだ。
ところで、ノビーは一部で捏造ジャーナリストだと呼ばれていて、暴露本とか出されているようだね。
オイルビジネスの世界の舞台で活躍したという話は全くうそだったというの??気になる・・。
どうであろうと、10代の頃の私に夢を与えてくれたという点では非常に評価したい。
もうひとつ、衝撃を受けた本としては石原慎太郎と盛田昭夫の『Noと言える日本』。
あ、こういう考え方があるのか・・・、カッコいい!!と当時の私は熱く感じたものだ。
今読めば当時よりは予備知識があるから、「こんなの知ってるよ」とか「アー、こういう立場の人ね」なんて思いながら読んでしまうのだろうが、高校時代の私は疑うことも知らず、著者の主張を正面から受け止め、感動していたのだ。ある意味危険だけれど・・・・、でもそんな読書体験がとっても懐かしくなる今日この頃なのです。また、こんな体験できるだろうか。
おくらばせながらですが、マンハッタンの紀伊国屋で購入した『美しい国へ』を読んだ。
Amazonなどを見ると、読者の感想はかなり賛否両論のようである。
彼の子供の頃のエピソードなんかは、ほほえましかったりするのだが・・・・、
年金問題についての章は「ちょっとまってよ~~~~!!」と叫んでしまいそうだった。
まず、彼は国民年金には2つお得なことがあるという。
1つ目として、以下を挙げている。
『さて、たとえばいま20歳になった人が、きょうから払いはじめて、60歳までの40年間、毎月払い込んだとすると、総額はざっと800万円になる。この人が年金をもらえるのは、働いていなければ65歳からだが、支給される額は、年に79万円である。
ということは、この年金を10年間もらい続ければ、790万円になるから、ほぼ10年でモトがとれることになる。もしこの人が85歳まで生きれば、払った額の2倍の給付が受けられることになるのだ。
85歳といえば、ちょうど女性の平均寿命である。つまり、たいていの女性は、生涯の最後のほうで、たいそう得をすることになる。ちなみに男性の平均寿命は78歳なので、それほど得をしないが、それでも平均寿命まで生きた人は、払った額の1.3倍受給できる。 -中略- でも考え方によっては、こんなローリスク・ハイリターンの”金融商品”というのも、めったにないのではないか。』
現在価値・将来価値を全く無視した計算。年金運用利率をゼロとして、毎月払った額をそのまま単純に足し合わせて、それを将来受け取る金額(これもまた単純な足し算)と比べて、それで78歳まで生きれば3割「お得で、ローリスク・ハイリターン」などといってるのだ。愕然。逆算すれば年率0.5%以下ですよ!
これなら、個人で同額を毎月投資して、平均して年率3%の運用益をあげれば40年後には1500万円ぐらいになるんだけど!もちろん、年金という「死ぬまで保障」という性質はあるけれども、それにしても、無理やり利率を0%に前提して「お得だ」なんてちょっとひどくないですか?
さらに、国民年金のもうひとつのお得な点として、以下の点を挙げている。
『もうひとつお得なことがある。それは、基礎年金の給付には、税金が投入されているということだ。いま税金でまかなわれているのは、給付額の3分の1。残りの3分の2がみんなが支払った保険料だ。この税金の部分が、2004年度改革で2分の1に引き上げられることになった。2009年度からは、自分が払うのは半分だけ、残りの半分は、国が補填することになるのである。』
え!!その税金も私たちが払ったものなんですけど!間接的には国民の負担となるのに、あたかも第三者が払ってくれているかのような言い方は・・・ちょっとひどくないですか?