手術後、「生きていること」「歩けること」が達成できていて、
有難さをしみじみ感じているところです。
そんな中で、予想外の出来事がありました。
【感覚麻痺】
まだICUにいた頃、左太腿の異変に気付きました。
感覚が無いのです!
先ず、右太腿付根辺りにゴルフボール大のシコリを見つけ、
慌てて看護師さんに伝えました。
担当医に診てもらうと、
「いずれ小さくなって消えるので、問題ない」
とのことでひと安心。
その日の夜、両手で膝をさすってみたら、ナント左側に感覚が無い!
左太腿、膝から上、前面の内側部分が麻痺しています!!
歯医者さんで麻酔した時に暫く唇辺りに感覚が無い、あの感じです。
※思えば、遡ること数時間前。
リハビリで立ち上がった瞬間に、左太腿の内側の内面で、
シャリーン! という音(が聞こえたような感覚)があり、
簾が滝のように流れ落ちるような違和感がありました。
それは一瞬のことで、リハビリの先生にも言ったのですが、
歩くことに支障はなかったので、そのまま少し歩く練習をしました。
で、数時間後に麻痺に気づきました。
またまた看護師さんに話すと、当直医がやってきました。
「動いているので問題ない。
麻痺の範囲が広がったり、右側も麻痺したらすぐに教えてください。
麻痺は、感覚や痛み(この順番の記憶が曖昧です)が死んだ後、
皮膚が死にます。
麻痺は、一生治ることはありません」
と、教科書的な解説をしてくれました。
★数日後、更に気付きました!
左腹部の脚の付け根〜胸まで、麻痺しています。
太腿の時には気づかず、病院着のねじれを直そうとして気づきました。
この異変に気づいた夜中に、歯ブラシを使って麻痺の範囲を探りました。
指先だけでは曖昧だったので、部屋にある数少ないグッズを有効活用。
朝、看護師さんに話すと担当医が診てくれて、
「手術で皮膚を切っているので、神経に影響することがよくあります。
感覚は、半年〜1年くらいで元に戻りますよ」
と、体験的な話をしてくれました。
感覚が麻痺していると言っても、痛いわけではないので困ることもなく、
歩くことにも支障はありません。
ただ、足を動かす時に、感覚がある部分がピリピリすることがあります。
火傷や怪我をした場合に、感覚がないのでわからないでしょうが、
通常は衣服で隠れている部分ですから、問題なさそうです。
自分としては想定外の出来事ですが、あまり気にしないことにします。