十二国記ネタ❗景王(陽子)の初勅は涙が溢れます‼️

休日に記事にしている十二国記のいい話し

今回は第３９話より

この回は唯一、他の回と違うオープニング

待望の景王(陽子)の初勅が聞ける回です

画像はYouTubeからスクリーンショット

景王(陽子)と景麒(慶国の麒麟)

前半は戦場にいる陽子(景王)を景麒が迎えにくるシーンから始まります

前半もいい話しですが、今回は後半の「初勅」について、書き出してみました

(総理大臣の所信表明演説みたいなものかな)

セリフが長い(約５分)ので、DDVやYouTubeの方が説得力があって、いいかもしれません

景王「先ずは長らく留守にしてすまなかった！」

景王「無為に無駄な時間を過ごしているつもりはなかったが、諸官に負担を掛けたことを詫びる」

(中略)

詳しくはYouTube見て下さい

景王「これらに伴い大きく官位の移動を行う！」

景王「良心に恥じることがない者は狼狽するに及ばない！」

景王「みんな、立ちなさい！」

景麒「あっ」

士官「んっ」

景麒「主上・・・」

景王「景麒にも聞いてもらおう」

景王「私は人に礼拝されたり、人の間に序列あることが好きではない」

　　「相手の顔が見えないことが嫌だ　人から叩頭されることも、叩頭する人を見るのも不快だ！」

景麒「お待ちください！」

景王「これ以後、礼典・祭典・及び諸々の定めある儀式・他国からの賓客に対する場合を除き、伏礼を廃し、跪礼・立礼のみとする！」

景麒「主上！！」

景王「もう決めた！」

景麒「侮られたと、怒る者がおりましょう」

景王「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない」

(浅野君　陽子の同級生でこちらの世界で謀反人に上手く利用され殺された)

景王「それよりも、人に頭を下げるたび壊れていく者のほうが問題だと、私は思う」

景王「人はね、景麒」

　　「真実相手に感謝し、心から尊敬の念を感じたときには、自然に頭が下がるものだ」

景王「他者に対しては、礼をもって接する」

景王「そんなことは当たり前のことだし、するもしないも本人の品性の問題で、それ以上のことではないだろうと言っているんだ」

【左】浩瀚(こうかん)　元・麦州候。六官の長である冢宰(ちょうさい)に任じられる

【右】桓魋(かんたい)　姓名は青辛（せいしん）。禁軍左将軍に任じられる　楽俊と同じ半獣(熊)

景麒「それは・・・そうですが・・」

景王「私は、慶の民の誰もに王になってもらいたい」

景王「地位でもって礼を強要し、他者を踏みにじることに慣れたものの末路は、昇紘、呀峰(謀反人)の例を見るまでもなく明らかだろう」

景王「そしてまた、踏みにじられることを受け入れた人々が辿る道も・・」

鈴(才国の元使用人)と旅芸人たち(朱旌)

景王「人は誰の奴隷でもない」

　　「そんなことの為に生まれるのじゃない」

(祥瓊　芳国の元公主/お姫様)

景王「他者に虐げられても屈することない心」

　　「災厄に襲われても挫けることのない心」

景王「不正があれば正すことを恐れず、獣に媚びず」

(雁国の延麒と延王　陽子と同じ胎果の生まれで慶国の隣国の王と麒麟)

景王「私は慶の民に、そんな不羈(ふき)の民になって欲しい　己という領土を治める唯一無二の君主に・・・」

(巧国出身の半獣、楽俊　陽子の指南役)

景王「そのためにまず、他者の前で毅然と頭を上げることから始めて欲しい！」

景王「諸官は私に、慶をどこに導くのかと聞いた！　これで答えになるだろうか？」

景王「その証として、伏礼を廃す！」

　　「これをもって、初勅とする！」

普通だったら、道路や河川を整備するとか、橋を作るとか、オリンピックを招致するとか、税率を下げて国民負担を軽減するとか、国の方向性を示す場面ですが・・・

陽子は、人の尊厳を第一に考えて、国民一人ひとりの意識改革から始めようとしました。

言っていることは、当たり前のことなんだけど、理想と現実にギャップがあるから、分かりやすい言葉で自分の思いを国の内外に宣言した、名シーンでした

今の世の中、当たり前のことをするって事が一番難しいんですけどね

そして、エンディング

今じゃ、幅広く活躍されている方ばかり

陽子、景麒以外では・・・

桑島法子さんの祥瓊役はハマりました

ねずみの楽俊は、鈴村健一さんです

遠甫の西村知道さん、六太の山口勝平さん、・・・キャストが凄すぎます

この回には登場されていないけど、釘宮理恵さん(泰麒)もいらっしゃいます

改めて見てみると、宇宙戦艦ヤマトやプリキュアなどに出演された声優さんが目立ちますね～🎵

【最後に】

500年も続いている雁国の延王、半獣の楽俊、芳国の公主だった祥瓊、才国に流されてきた鈴など、口を揃えて、陽子(彼らは親しみを込めてこう呼ぶ)が、どんな国を築き上げるか見てみたいと言っています

昨年発売された新刊では、戴国の行く末が判明してほっと一息したところですが、次回は慶国のその後について、どうなっているか、私も気になっています

あっ！

恭国の供王(珠晶)のことも気になりますけどね

この子は12歳元豪商の娘

この他、陽子と楽俊との名セリフは沢山あって、書ききれないので、このあたりでおしまいにします。

次回予告

今は慶国の仙籍に入った、祥瓊(孫昭)の生き様を、おいおい紹介します

画像は外見も心も綺麗になった祥瓊。第３９話より